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就活と就職

就職情報サービス会社によると、2024年卒の就職人気企業ランキングは伊藤忠商事、任天堂、講談社の順番だったらしい。
銀行も放送局も新聞社も50位以内に一社も入っていないことに時代を感じます。
 
上記をスマホで調べたきっかけは親子丼の有名店で隣のテーブルに座ったカップル。
どうやら今年から新卒の社会人になり、
女性はANAグループに就職が決まり、
男性はJRグループのホテルに就職が決まったようです。
どちらも人気の企業らしい。
おめでとうございます。
 
彼らは徐々に言い争うようになって声が大きくなり、つい聴き入ってしまいました。
テーブルとテーブルの間が狭かったこともあるんですけどね。
言い争う原因は、「どちらが企業として上か」、それがいつしか「どちらが人としての能力が上か」のような話にまで聞こえてきました。
 
幸い二人の言い争いは終わったけれど、今度は共通の友人知人の話になります。
Aちゃんは有名企業に就職したけど、もう辞めたらしい、
Bくんは聞いたことのないベンチャー企業で働いているらしいなど。
彼らが論じている話を聞いていると、カップルは大学院卒なのでしょう。
 
「(辞めたことが)もったいない」、「夢を見ててもね」といった台詞が聞こえてきます。
「安定」思考なのでしょう。
世の中の意見の象徴なのかもしれません。
 
ただ、「辞めた」理由なんて本人にしかわからないけどなぁ。
次のステップが見えたので辞めたのかもしれないのですから。
「夢を見て」もいいんじゃないのかなぁ……と「夢見がち」な僕は思ってしまいます。
もちろん自分が働く会社に誇りを持つのは当然のことなのでしょうが、
会社で働いている自分は、あくまで会社の看板を借りているだけなのじゃないのかなぁ。
1年後、彼らの意見を再度、聞かせてくれないかなぁ。
もちろん、人見知りの僕は口を挟むわけではなく、心の中で思っただけ。
そもそも就活どころか、就職さえしたことのない僕から、いろいろ言われたくないだろうけれど。
 
日本に戻って最初に食べた和食は美味しうございました。

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