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介護生活5年目にしてベストの靴

介護シューズと呼ばれる靴のデザインは母の好みではないらしい。
とはいえ、着脱の工夫、ホールディングやつまづきにくさなど機能性は大切です。
 
母の場合、車椅子生活が基本で、一人で歩くことはないので、
介護シューズまでの機能性はいらないけれど、
容易な着脱とホールディングは必要なのでマジックテープタイプを選びます。

その選択に至るまでに何足も試してきました。

履かなくなったアディダスの靴もあれば、
スケッチャーズのデザインが気に入って、購入したけど足の形が合わず、1日履いただけで、僕のパートナー行きになった靴もあります。
 
デザイン重視で海外の洋服ブランドが創ったマジックテープの靴を購入したこともありました。
母は気に入っていたのですが重く、ホールディングも甘い。
何よりマジックテープの耐久性が弱かったのです。
ベッドと車椅子の往復で一日何度も着脱するなんて想定されていないので仕方がありません。
 
長く使用したのはエレッセの靴でしょうか。

そして、今回、お気に入りの靴に出会いました。
「アシックス」のマジックテープタイプのウォーキングシューズを1ヶ月以上使用し、介護生活5年目でベスト。
気のせいかもしれませんが、リハビリの際の足運びまで、よくなった気がします。
 
「この靴イイなぁ。まとめて2足買っておきゃあ(買っておきなさい)」
 気に入ると母から出る口癖なんですよね。
「そんなもん、この靴がくたびれた頃、デザインに飽きたとか言うで嫌じゃ」
「ケチくさいこと言いなさんな。あんた、それくらい親孝行しやぁ!」」
「もう十分したやんか!」
 結局、最後は母子戦争。
こうして、昨日は自分も含め、履かなくなった靴を整理しておりました。
さて、今日は靴のエコトレーディングに送ろうと思います。

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