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35日目_あなたの優しさを俺は何に例えよう【ジョージア/トビリシ】
2/28(火)
今日は朝からVAKE公園という所に向かう。
先日知り合ったCJ(今度東京マラソンに出場するくらい日本好きな外国人)が、トビリシで巨像を見るならここに行かないと!と教えてくれた場所である。
正直公園にありがちなモニュメントなんだろうなと、あまり期待はしてなかったのだが、結論かなりよかった。
CJありがとう。
まずは腹ごしらえ
経路はステーションスクエア駅から電車なので、ついでに明日のクタイシ行きのチケットを買いにトビリシ中央駅に寄る。
※ステーションスクエア駅とトビリシ中央駅は梅田と大阪みたいなイメージ
チケットは8ラリ(400円)で無事購入できた。
続いて駅前のパン屋さんに向かう。
目的はハチャプリだ。
ハチャプリとは
ハチャプリはジョージア風ピザと呼ばれるパンで、私の中でジョージアといえばハチャプリみたいなイメージがあったものの、まだ食べる機会がなかったので、朝ごはんに挑戦した。
見た目は「目」みたいで、大きさはかなり大きかった。
![](https://assets.st-note.com/img/1677609991314-ZXnoaT0yTg.jpg?width=800)
真ん中のくぼみは結構深く、中にチーズとかバターとか卵が入っている。
堤防となっている周りのパンをちぎっては中のごちゃ混ぜソースに浸し、ちぎっては浸しという感じで食べていく。
バターのせいか、かなりこってりとしていて、味が濃い訳ではないものの旨味が強くとても美味しい。
大きさだが、左下にジョージアのコイン(日本の五百円くらい)を置いたので比較してほしい。
地下鉄に乗る
トビリシの地下鉄はかなりイケており、地下深いプラットフォームに強そうでガタガタ揺れる車両という、最高の組み合わせだった。
![](https://assets.st-note.com/img/1677611631914-3weoaZ1vkQ.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1677611631864-ZB2bwBtrat.jpg?width=800)
目的の駅までは10分少々。
座席は全て埋まっており、立っている人の方がやや多いくらいと、結構混んでいた。
駅からは25分くらい歩いて無事到着。
VAKE公園
![](https://assets.st-note.com/img/1677647096562-rqEk1ecegT.jpg?width=800)
犬の散歩をしたりランニングしてる人が大半で、健康的な公園だった。
巨像はというと、実はこの写真の奥の方、山の中腹あたりに見えている。
![](https://assets.st-note.com/img/1677647168949-3X2HtOz9Es.jpg?width=800)
巨像のふもとまではあまり整備されていない階段を登った。
他に誰もいなかったので合ってるか不安になったが、特に立ち入り禁止みたいな表示はなかったのでそのまま進んだ。
![](https://assets.st-note.com/img/1677647287451-WjrYeZag6F.jpg?width=800)
比較対象がないので分かり辛いが、恐らく20mくらいで、Mother Of Georgiaよりちょっと大きいか同じくらいだった。
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奇しくもここも街を見下ろす系の巨像だった。
![](https://assets.st-note.com/img/1677647459832-o2kVusSDED.jpg?width=800)
登山
前述の通り巨像は山の中腹にあり、そこまで登ってきている。
そして山頂にはロープウェイがあり、地上と往復ができる。
ここで2つの選択肢が発生した。
・一旦降りてからロープウェイで登る
・このまま徒歩で登る
ちなみに巨像までは未整備ながらも階段があったが、ここからは木の根や石が足がかりの坂道だ。
かなり迷ったが、道はしっかり繋がってそうなのでそのまま登ることにした。
![](https://assets.st-note.com/img/1677648059540-WQdD9QUyFS.jpg?width=800)
これがかなりしんどく、軽く登山だった。
しかし、街を見下ろす景観がいつでも見れるし通りロープウェイの人たちが上を通っていくのが見えるのでそこまで過酷ではなかった。
山頂?
まだ上がありそうだが、ロープウェイ乗り場があったのでそこを山頂とする。
![](https://assets.st-note.com/img/1677648324941-lekmbvyvCL.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1677648324881-fHeuqxHqdn.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1677648325754-lfU0pXs2Q6.jpg?width=800)
山頂からのロープウェイは1ラリ(50円)で、しかもクレジットカードタッチで乗れたので楽々だった。
昼過ぎにドミトリーへ帰宅
そこからは仕事をしたり料理をしたりゆっくり過ごす。
![](https://assets.st-note.com/img/1677648480934-JX7EIFhlgF.jpg?width=800)
実家
なんだか実家に帰ったような日だった。
自分の裁量でなんでもできるが、実はそれが「いつの間にか当たり前になってしまった優しさ」の保護下で選択できる恵まれた環境だったと後から気付くような。
産まれたときから現在まで当たり前のように享受できている優しさを私は何と呼べばいいのか。
きっと愛と呼ぶしかないのだが、まだしっくり来ない。
答えはわかるけど、それを導く公式を知らないような気持ちだ。
あなたの優しさを俺は何に例えよう
「敗北と死に至る道が生活ならば、あなたの優しさを俺は何に例えよう」
この歌詞を書いた時、エレファントカシマシの宮本浩次さんがどんな気持ちだったか。
人には理解できない自分だけの気持ちだとしても、私はその片鱗を味わった気がした夜だった。
つづく
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