79日目_荒野に針路を取れ【ナミビア/ウィンドフック】
4/13(木)
かれこれ4時間以上、入国審査前のヨハネスブルグ空港で時間が過ぎるのを待っている。
時刻は4:00。
9:05のウィンドフック便出発まであと5時間だ。
大きな空港なのでぽつんと座ってても見立たないが、流石に長時間居すぎたのか、係員さんに「こんな所で何してるんだ?」と聞かれる。
失礼を承知で素直に理由を説明する。
「ヨハネスブルグは危ないと聞いたので、次の乗り換えまでエアサイドで待ってるんだ」
係員さんは笑いながら「空港の中は安全さ。それにここには長時間居てはいけないよ」と告げた。
仕方ないので係員さんに別れを言い入国した。
ここでも入国審査はめちゃくちゃスムーズで、ようこそ南アフリカへって感じだった。
ヨハネスブルグO・R・タンボ国際空港
係員さんの言った通り、流石に空港の中は安全そうだ。
ただ、警備員さんの数がすごい。
まだ暗いし怖いので、空港からはドアをちょっと越えるくらいしか出ていないが、空港の周辺はとても綺麗だった。
これから乗る飛行機は南アフリカ航空の運行で、南アフリカ航空は機械でのチェックインが可能らしいので、少し早いが機械でチェックインしてみる。
発券されたチケットを持って保安検査場へ向かう。
たった1時間もない短い滞在だった。
エアサイドの入口にて、搭乗券を確認されるのだが、なんと「印刷が薄くてバーコードを読み取れない」という理由で再発行するように言われた。
めんどくさいが、通れないので仕方ない。
今度はもう開いていたカウンターに行き、再発行してもらった。
今度はスムーズに保安検査場に入ることができ、飛行機の出発まで3時間以上残してエアサイドに到着した。
ラウンジ
ここでももちろんラウンジに行く。
大きい空港なだけあって、選択肢は4つくらいあった。
その中でシャワーがあって一番近そうな「Bidvest Premiere Lounge」へ。
ここは、シャワーはもちろん、ご飯も朝っぱらからかなり豊富で助かった。
時間はあっという間に過ぎ、搭乗時刻が迫ってきたのでぼちぼち歩いて搭乗口へ向かう。
ナミビアへ
ナミビアまでは約2時間のフライトだ。
到着間際の荒野が印象的だった。
入国審査も問題なく終わり、ナミビア入国。
まずはお金を下ろし、SIMを契約した。
タクシー
ウィンドフック市内まではバスも電車もなく、タクシーで移動するしかない。
1人で乗るときは料金は350ナミビアドル(2,500円くらい)だが、複数人で乗るときは純粋に人数割になる訳ではなく、2人なら500ナミビアドル(1人250)とか3人なら600ナミビアドル(1人200)とかそんな感じになるらしい。
私はもちろん1人なのだが、350フルで払うの嫌だなと思い、その辺の1人客に声をかけ、一緒にタクシーに乗ることになった。
実はその人(名前はサムエル)はナミビア人で「2人なら300ずつで600だよ」とふっかけてきた運転手を軽くあしらい、2人で380で決めてきてくれた。
ウィンドフック市内
「アフリカで最も綺麗な街」
地球の歩き方にそう書かれているこの街は、確かに綺麗な街だった。
日本の都市と比べてもかなり上位に入るくらいだ。
再開発が進んでいる地方都市という感じがする。
ただ物乞いの子どもがたくさんいたり、サムエルが去り際に言った「ポーチやリュックを盗まれないように気をつけるんだ」という言葉の通り、やや治安の悪さは感じた。
怖いので写真は撮ってないが、身長190cmくらいゴツい人がトンファーを持って正面から歩いてきた時には、思わず進路を変更してしまった。
綺麗なスーパーで昼ごはんを買う。
またチェックインの時間までかなりあるので、カフェで時間を潰した。
ナミビアはカフェの文化があり、街中のいたるところにおしゃれなカフェが展開している。
チェックイン
今日はここでウィンドフックでゆっくりすることにしているので、ドミトリーへ向かう。
安い宿を選んだが、かなり綺麗だった。
妻と電話
今日は久しぶりに長電話した。
そして色々と話し合った結果、急だが明日帰ることにした。
残すはアメリカ大陸だが、それはまたいつかにする。
喪失感が全くないと言えば嘘になるけど、それが旅だし、人生だと思う。
何より今は妻に早く会いたい。
というわけで残り少なくなった日程を安全に精一杯楽しみたいと思う。
つづく!!
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