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84日目_アバヨ、風の残像【ナミビア→アンゴラ】

4/18(日)

今日はついにナミビア出国だ。
長い間お世話になったこのホテルともお別れだ。

朝ごはんを食べたら出発の準備をする。

朝ごはん

最終日だが、大体いつもと同じメニューである。

後からみるとちょっと彩りが少ないかもしれない

毎日たくさん野菜もお肉も食べてるし、睡眠もバッチリとっているのでめちゃくちゃ元気である。

出発は13:30

空港まではタクシーで50〜60分、フライトは16:35なので2時間前には空港につくように、13:30に出発できるタクシーを呼んでもらった。

時間は十分にある。
荷物も準備できたし、それまでゆっくりしよう。

昨日の続きのスパイファミリーを読みながら昼を待つ。

お昼ごはん

最後のお昼ごはんはやはりビュッフェなのだが、今日はいいタイミングでドイツ人のお姉さんが現れたので初めて「一緒に食べませんか?」と誘ってみた。

余談だが、なんというか、普通に英語で「お昼ご飯を一緒に食べよう」と言うと「Would you like to have lunch together?」らしいのだが、これだと「あなたは私と一緒にご飯を食べたいですか?」みたいに思えてしまって嫌だったので、「Can I have lunch together?」にしてみた。

これだと文として合っているのかはさておき、あくまで自分主体の誘い方「お昼ごはん一緒に食べてもいいですか?」みたいに聞こえる気がするのだ。

自分ごとながら日本人の奥ゆかしさを深く感じた。

最後のランチはテラス席へ

今日は本当にいい天気で、気持ちも晴れやかになる。

青空が映える

お姉さんとはこの4日間、色んな話をした。

ビュッフェに飽きてベジタブルカレーを頼んだら嫌いな豆がめちゃくちゃ入っててキツかったとか
彼氏が一足先にドイツへ帰ったのだが、この代替便待ちの間にフランクフルトから地元に帰ってしまったのでしばらく会えないとか
ブロッコリーが好きだとか
昨日のシティツアーで見た乾燥させた昆虫食が気持ち悪かったとか
サファリツアーに行ったけど近場にはBIG5(※)が全然いなかったとか
※ライオン、象、サイ、ヒョウ、バッファロー

私は
巨像を巡ってるとか
もうすぐ妻が待つ日本に帰ることとか
ちょっと前ドイツに行ったよとか
日本には紙でできたドアがあって、子どもはみんな指で穴を開けてしまうとか(障子のこと)
昨日ジムに行ったよとか

ほとんどが下らない話で、すぐ忘れてしまいそうなので書いて残しておく。

インスタも何も交換してないので、一生このお姉さんと会うことはないが、これが旅の一期一会だなと、最後に自信を持って言える出会いがあって嬉しい。

お別れの時にお姉さんがハグをしながら「気をつけて帰るんだよ」と言ってくれて、映画「ペンギンハイウェイ」を見た時に芽生えたお姉様属性が完全に開花するのを感じた。

ホテルのスタッフにも長い間ありがとうと伝え出発。
ホテル代の支払いはルフトハンザ航空から直接してくれるらしく、立て替える必要もなかった。

空港

空港までのタクシーは、ホテルが呼んでくれてるだけあって、途中誰も拾わなかったし(流しだと同じ方向の客を勝手に乗せる)、最後に領収書もくれた。
※領収書はルフトハンザ航空への建て替え交通費を精算するために必要だった

やはりナミビアの景色は綺麗だ。

空港への道中

思わぬ形で何日も滞在することになったが、今回はナミブ砂漠に行けなかったので、いつかちゃんと砂漠を見に来たいと思う。

空港に到着してからはルフトハンザ航空のオフィスに行ったり、普通にチェックインしたり。
※ここではタクシー代の清算が無理だったので帰国後メールで請求することになった

飛行機は16:35発のルアンダ(アンゴラの首都)行きなのだが、16:15くらいには全員搭乗したらしく、早めに出発した。

ちなみに搭乗時に初めてイエローカード(黄熱病ワクチン接種証明書)の提示を求められたのだが、ナミビアはイエローカード必須国ではない上に、空港内乗り継ぎでマドリード行きへのトランジットが可能な便のため、イエローカードを持ってない人は居なかったのだろうか・・・

私はイエローカード必須国に渡航する予定があったので、イエローカードを取得していたが、例えば普通にマドリードからナミビア観光にきて、その帰り道がこの便だったとしたらその人はどうなってしまうのだろうか。

受付のスタッフの人がかなり高圧的だったので聞くことはできなかったが、かなり気になってしまった。

ウィンドフック→ルアンダ

今回の飛行機。プロペラ機でかなり小さい

このルアンダ行きがものすごく揺れた。
確実にこの世界一周で一番だ。

高度を上げるときに雲の中を通るのだが、そこが本当にインドのバスよりも揺れた。

流石に「墜落するんじゃないか」とは思わなかったが、他の乗客もかなり動揺するくらい揺れていたので、もしも旅の初めの方に乗っていたらこれよりももっとエモいことを書いていたかもしれない。

ルアンダ到着

ルワンダではなく、ルアンダだ。
ルワンダはアフリカ東部の国だが、ルアンダはアフリカ西部の国、アンゴラの首都だ。

せっかくなのでアンゴラに入国して少し散策しようかとも思ったが、アンゴラはビザなし入国ができないらしく、そのままトランジットエリアに進んだ。

ここクアトロ・デ・フェベレイロ空港は、首都にある空港にも関わらず、空調がほとんど効いてなくて暑かった。

急いでラウンジへ向かう。

Pall Lounge

ここのラウンジはかなりアフリカンだった。
席は全部で10ブロック程度だろうか。

テーブルが丸太だった。

ちょっと暗い

飲み物も食べ物も、受付でもらえるバウチャーと引き換えという変わったシステムだった。
※バウチャーは2枚もらえ、水とコーラで1枚、サンドイッチで1枚消費した

しかし空調が効いているのは助かる。

気温は27℃くらいだったらしいが、なんだか蒸し暑かったので、空調が聞いていないロビーなどは汗をかいてしまうのだ。

マドリードへ

「またマドリードか」流石にそう思ってしまう。
空港泊した日を入れるともう4回目である。

それだけ各地へのハブとしての存在感があるのだろう。
またあのスタバの自販機を見るのが楽しみである。

マドリードの空港でしか見たことないスタバの自販機

アンゴラまでの飛行機は【2列、通路、2列】の通算4列と、この旅で最小の飛行機だったが
マドリードまでの飛行機は【3列、通路、3列、通路、3列】の通算9列と、この旅で最大の飛行機だ。

大きい

モニターもついているし、毛布の配布もある。

モニター

しかもルフトハンザ航空が気を使ってくれたのか、半分ほどは席が埋まっているのに、私のブロックは誰も座っていないのだ。

夜間便となるため、3列全て使って横になれるのは大きい。

横になれるのは最高

大型機だけあって、飛行機内としてはこの度史上最高の寝心地だ。
下手なドミトリーより快適かもしれない。

空調が寒いくらいに効いていて、それを毛布で防ぎながら寝るのが最高に心地よかった。

機内食も豪華 

夜出発で朝到着の便なので、久しぶりにビールも飲み、いい気持ちで横になったらいつの間にか寝ていた。

つづく!

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