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ぼくがビックリマンから学んだこと:第49弾〜君は「少年ビックリマンクラブ」を知っているか?

ビックリマンを愛するみなさん、こんにちは。

ビックリマン直撃世代、いしかわごうです。

今回もビックリマンから学んだことを語っていきたいと思います。

■コロコロには2つのビックリマン漫画が存在していた!?

ビックリマンブームの1987年〜89年頃、コロコロコミックではビックリマンの漫画が2作品ほど連載されていました。

一つは竹村よしひこ先生の「ビックリマン」です。

スーパーゼウスが主人公のギャグ漫画。一応は、ビックリマンワールドの史実に沿ったストーリーの原作でした。こちらでも記事にしました。

■もう一つのビックリマン漫画・・・少年ビックリマンクラブ!

それからしばらくしてから、もう一つのビックリマン漫画がありました。

それは、「少年ビックリマンクラブ」。

(↑なかなか手に入らないのですが、頑張って入手しました)

こちらは、ビックリマンワールドを描いたストーリーではなく、ビックリマンシールを愛する少年たちの物語。当時のぼくら目線で、ビックリマンシールを巡る騒動を通じて友情を深めていくなどの活動を描いた漫画でした。

■個性的すぎるキャラクターたち

少年ビックリマンクラブといえば、とにかくキャラクターが個性的で、展開もいわゆる「トンデモ漫画」だったことでも知られています。

まず主人公は、スーパーゼウスが持つ杖「大聖棒(ビッグセント・スティック)」と似たような杖を持っている少年のマン太。熱血漢だけど、スーパーゼウスと同じく可愛い女の子好き。全身にビックリマンシールをたくさん貼り付けて戦うことが多かったです。

具留目(ぐるめ)という、シャーマンカーンの兜に似た帽子をかぶっているデブな少年。パッケージの匂いを嗅いでビックリマンシールの種類を当てることができるという、凄まじい特技を持っている。子供ながらに、「そんなのあるかい!」って突っ込んだものです。

少年ビックリマンクラブ顧問として、吉岡先生という40歳ぐらいの良い大人が出てくるんですけど、この人が1番のダメ人間・笑。給料日前になると、ビックリマンが買えないぐらいお金がなかったり、短絡的な行動ばっかり。あと可愛い女の子キャラクターのシールに目が無い。

あとは、若井くんという主要メンバーでありながら、頭脳派がいました。ビックリマンシールを手裏剣みたいに投げる技を持ってます。クセが強すぎるキャラクターの中では、かなり常識人の部類ですね。

■ヘラクライストのコスプレ!?

出てくるライバルたちもビックリマンのキャラクターを模したテイストなんですけど、中でもすごかったのが小錦くん。

ヘラクライストのコスプレをしています。

・・・どこに売ってるんだよ、そのカッコウは・笑。

あとあ駄菓子屋のばあちゃんだけは、なぜかビックリマンに関係ない志村けんでした。

■ビックリマンシールでピンチを乗り越える!

 中身はというと、身の回りに起きる様々なピンチを、ビックリマンシールを活用しながら乗り越えていくことで、ビックリマンに対する愛情と仲間との友情を深めていく物語です。例えば、大量のヘッドシールを身体中に貼り付けて困難を乗り越えていったりします。

ただ当時、大変貴重品だったビックリマンシールをたくさん使っているので、羨ましいというか、「ビックリマンクラブなら、もっとビックリマンシールを大事にしろよ!」と、子供ながらに思うこともしばしばでした。

でも、ちゃんと読み返してみると、ロッチの偽シール騒動、チョコ廃棄問題など当時のビックリマンの問題を扱って、彼らなりの回答を示しているんですよね。

「ビックリマンファンとしてどうあるべきか」を示した漫画でもありました。

「少年ビックリマンクラブ」を、30年ぶりぐらいに読み返しましたけど、そうか、自分は年齢的には吉岡先生側なんだよな・・と思うと、切ないものがありますね・笑。

1巻と3巻も読みたいな。ビックリマンの漫画のように、kindle化してくれないかしら。

ではでは。今回はこの辺で。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


(バックナンバーはマガジンで読めます)


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