試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(ルヴァンカップ準決勝1stレグ・ベガルタ仙台戦)
10月4日はユアテックスタジアム仙台でルヴァンカップ準決勝第1戦・ベガルタ仙台戦です。
フロンターレにとってルヴァンカップといえば、前身のナビスコカップで過去3度の準優勝に泣いている大会でもあります。ただしここ数年は、ファイナルの舞台にまでたどり着けていません。2009年の準優勝以来、2014年、2013年、2010年とベスト4で敗退している状態です。
準決勝の相手は、クラブ史上初のベスト4入りを果たしたベガルタ仙台。リーグ戦では苦戦中ですが、この大会の準々決勝では鹿島アントラーズを破って勝ち上がってきているチームですから、簡単な相手ではありません。
まずはアウェイに乗り込んでの第1戦。キャプテンの小林悠が力を込めます。
「タイトルを取りたい気持ちは自分たちのほうが上だと思っている。そういう気持ちの強い選手が、ウチはたくさんいる。それをピッチで表現できればいいと思っている」
そんな試合の見どころを、いつものようにディープに語っています。ラインナップはこちらです。
1.車屋紳太郎が日本代表で不在も、登里享平が全体練習に完全合流。4バックか3バックか・・・・気になる予想スタメンは?
2.「普段のリーグ戦だと、どうしようかなと迷う選手を、このレギュレーションで思い切って使える」と語る鬼木監督。21歳以下の若手を先発させなくてはいけないルヴァンカップのレギュレーションについて、どう捉えているのか聞いてみた。そして選ばれるのは、板倉滉か、三好康児か・・・それとも両方??
3.「相手は中二日で、こちらは中三日。(日程の)アドバンテージがあるのは、今年初めてなんじゃないかな(苦笑)」(中村憲剛)。チームとして連戦慣れしているタフさを発揮できるか。そして指揮官も選手も手応えを掴んでいる中三日の調整法とは?
4.「フロンターレに来て初めて点を決めたのがユアスタだった。みんなもそのイメージがあるかもしれないですね」と、2013年の移籍後初ゴールを振り返る森谷賢太郎。仙台戦の鍵を握るのは、中盤のボールの動かし方と得点力。その組み立ての重心を後ろではなく、前に置くべき理由とは?
5.守備面のポイントは、サイドの攻防戦にあり。ドリブラー・中野嘉大の対応と、そこを起点にしたクロス対処には細心の注意を払いたい。「中野だけではないが、両サイドを使いながら攻撃してくるイメージはある。クロスもそうだし、クロスを上げさせないということの対応」(谷口彰悟)。そして中野とのマッチアップを楽しみしていた選手とは?
以上5つのポイントで約7000文字です。日本代表の期間中ですので、このルヴァンカップに向けては情報が少ないと思います。これを読んで、試合の見どころを把握してもらえると幸いです。
なお、前節のセレッソ大阪戦のレビューはこちらです。→自分たちで持ってきた「流れ」を手放さずに掴み取る。今年の勝利の方程式が、そこにある理由。(リーグ第28節・セレッソ大阪戦:5-1)
では、スタート!
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