第62号:「自分が作っているものが自分自身を超えてしまった」。絶頂期の小室哲哉氏が抱えていたプレッシャーの話。

(配信日:2017/01/18)

いしかわごうです、でんでーん。

みなさんが待ち焦がれていた(と思いたい)、2017年の最初のメルマガです。

天皇杯決勝の取材で、元日の朝に新幹線で大阪に向かい(元旦・富士山はちと感激しました)、「元日から負けるとこんなにも悔しいのか」と噛み締めながら東京に戻り、そして先週にようやく帰省して、しばし北海道の実家で過ごしておりました。

とはいえ、帰った時期の札幌は「ここ数年で、一番低い最高気温です」という意味を理解するのに少し時間がかかるニュースが流れるほどのめちゃくちゃな寒さでした。「またまたー」と思って外出すると死ぬほど寒かったので(当然、雪は山積りしてます)、外に出ないで家でぬくぬくよテレビばっかり見ていたんですよ。

突然ですけど、皆さん最近、CDショップでCDを買いましたか?

いまは「CDが売れない時代」と言われてますよね。

実際に、そうなのだと思います。

自分自身を振り返っても、CDショップに足を運んで購入する機会は極端に減りましたからね。

でも音楽を聴かなくなったかというと、そんなことはないんですよ。

iTunesで購入してダウンロードして、iphoneで音楽を毎日聞いてるわけです。気になった曲とかは検索して、すぐに買っています。

これに慣れてしまうと、今度はCDショップに足を運んで買って、
CDをパソコンに取り込むという作業が面倒くさくなってしまうんですよね・・・。便利さに慣れると、人はなかなかそこに勝てないわけです。

 それはさておき。
ここ数年が「一番CDを買ってない時代」だったら、逆に、
「自分が一番CDを買っていた時代っていつかな?」と思ったんです。

ここから先は

1,822字
この記事のみ ¥ 100

ご覧いただきありがとうございます。いただいたサポートは、継続的な取材活動や、自己投資の費用に使わせてもらいます。