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試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(リーグ第25節・FC東京戦)

10月31日は等々力陸上競技場でFC東京戦。通称・多摩川クラシコです。

注目は中村憲剛かもしれませんね。奇しくも、この日は自身40歳の誕生日という巡り合わせ。

オンライン取材でそのことを触れると、「選手よりも、(記者陣に向かって)皆さんの方に歳が近いからね」と笑ってました。「確かに!」と思って相槌のつもりで画面の前でうなずいていたら「ウンウン、じゃないですよ(笑)」と突っ込まれましたが、こんな珍しいこともあるものですね。

「誕生日に試合は初めてかな。あんまり記憶にない。だいたいルヴァンの決勝がある週で、当時はナビスコカップ。どういう流れかはわかりませんが、ここで巡ってきたので不思議だなと思います」

 チームとしては、今季、公式戦で黒星をつけられた数少ない相手です。そんな相手にどう対峙していくのか。楽しみな一戦です。

では試合の見どころを語って行きましょう。ラインナップはこちらです。

■「あの敗戦は選手の敗戦というよりも、自分の敗戦だと思ってます。戦うスタートラインに選手をしっかりと立たせることが自分の仕事」(鬼木監督)。選手全員が持っている悔しい思いをぶつける一戦。そして誰よりも勝ちたい思いを口にした指揮官。

■「チームとしての基準。それ以上の基準を持ってくれればいいですが、高い基準のところでもう一回、合わせていきたい」(鬼木監督)。2週間のインターバルでチームが取り組んだテーマとは?

■「ウイングとサイドバックとの三角形の形を変えながらやれれば、ズレは生じると思っている」(田中碧)、「マークの受け渡しの部分でのズレを狙うのはサイドバックにとって大事だと思う」(登里享平)。いかにして「ズレ」を生み出すのか。そのために、チームとして準備してきているものとは?

■「だから、半々ぐらい。行っていいと、止まれは」(中村憲剛)。「4-3-3でいろんな選手と組む中で、これほどサッカーが変わるのか。それがすごく刺激的でした」(田中碧)。40歳のバースデーマッチを迎える中村憲剛がもたらすもの。そして今のチームのゲームコントロールで思うこと。

■巧妙に設計されていた前回の川崎攻略法を解説。あれをいかにして防ぐのか。

以上、5つのポイントで全部で約10000文字です。たっぷりボリュームですので、ぜひ読んでみてください。

なお、前節のレビューはこちらです。→「おれたちの進化論」 (リーグ第23節・名古屋グランパス戦:3-0)

では、スタート!!

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