
試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(天皇杯3回戦・ザスパクサツ群馬戦)
7月12日は正田醤油スタジアムで天皇杯3回戦・ザスパクサツ群馬戦です。
ザスパクサツ群馬とは公式戦初対戦となります。
相手は現在6連敗中。J2で最下位と低迷しています。指揮を執っているのは森下仁志監督。ジュビロ磐田やサガン鳥栖を率いた経験があり、当時はポゼッションサッカーを志向していました。今回、J1随一のボール保持力を誇る川崎フロンターレとの対戦には、かなり意気込んでいるとの噂も聞きます。チームとしてのモチベーションも高そうです。
J2相手とはいえ気を引き締めていたのは、センターバックの奈良竜樹です。
「難しさは感じていないが、J1のチームよりもサッカー自体を壊しにきたり、スクランブルを狙ったりと、技術だけで片付けられない展開も考えられる。走ってくるだろうし、ハードワークもしてくるはず。そこに技術だけで挑もうとしても難しいかもしれない。ウチもそこに負けないぐらい走ったりすることが大事になる」
イージーなゲームになると考えている選手は皆無です。しっかりと勝利して、ブレイクに入ってもらいたいところ。
個人的にも、正田醤油スタジアムに行くのは久しぶりなので、楽しみです。
では、いつものように試合のディープな見所を語ります。本日のラインナップです。
1.フルメンバーか、ミックスか、控え中心か?気になるスタメン予想。
2.「カテゴリーの違うチームからすると、リスクがない。そこを受けるのではなく、自分たちから力強く戦えるか。そこがテーマになってくる」(鬼木達監督)。三日間の準備期間から、この一戦に向けた指揮官の狙いを読み解く。
3.「マツ?・・・たぶん盛り上がらないかな(笑)」。正田醤油スタジアムで、中村憲剛と松下裕樹のマッチアップは果たして実現するか?
4.ピボーテと潤滑油。この一戦のボランチコンビに期待したい仕事とは何か?
5.「わかっていたことですが、監督からそれを言われたことは良かったなと思いました」(エウシーニョ)、「状態は良くなっているので、監督からの要求に応えたいと思います」(ハイネル)。
以上、5つのポイントで約6000文字です。攻撃を中心に読み応えたっぷりで書いております。なかなか事前情報がない一戦だと思いますから、試合前にぜひ読んでみてください。よろしくどうぞ。
では、スタート!
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