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試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(リーグ第26節・北海道コンサドーレ札幌戦)

 9月15日は、等々力陸上競技場で北海道コンサドーレ札幌戦です。

 先日のルヴァンカップ・鹿島アントラーズ戦は味の素スタジアムがホーム扱いで開催したので、なんだか久しぶりの等々力な気がしますね。

 北海道コンサドーレ札幌とは、中断明け最初のリーグ戦で7月に対戦したばかりです。チームとしてのスタイルは継続しており、ミシャ(ペトロヴィッチ監督)システムである〔3-4-2-1〕、クロスボールやセットプレーの起点を担う福森晃斗の左足、そしてサイドから都倉賢やジェイという高さを生かしたパワフルな攻撃が特長です。

 では、試合の見どころをディープに語っていきたいと思います。ラインナップはこちらです。

1.戻って来た日本代表組と復帰した大島僚太。そして鉄人の離脱。気になるスタメン予想は?

2.今週の練習で取り組んだ、得点力向上に必要な二つのポイント。そして「それが最近は欠けている部分でもある」と阿部浩之が語った、ゴール前での改善点とは?

3.「なかなか試合に絡めないで悔しい思いもしてきた。そういう思いをピッチで表現できれば良いかな」(下田北斗)。期する思いを口にするホクトが、フロンターレの中盤で生み出すアクセントとは何か?

4.「最後まで体をぶつける。気持ちよくプレーさせないことですね」(谷口彰悟)、「(都倉選手は)フィフティフィフティのボールでも体を投げ出してくる」(車屋紳太郎)。問われる最終ラインのエアバトルでの強度。4試合連続得点中の都倉賢を止めるために徹底しなくてはいけないこととは?

5.あえてセットプレーで勝ち切る。ときには、そんな展開に持ち込むべき理由がある。

 以上、5つのポイントで全部で約6500文字です。ストロインポイントがハッキリしているチームにもかかわらず、それでも相手は止められない・・・そこがやっかいなところですが、どう対峙して抑えるのか。そんなポイントを解説したプレビューになっています。

なお、前節ガンバ大阪戦のレビューはこちらです。→羅針盤不在の終盤で必要だった、「急がば回れ」の考え方。サッカーはメンタルゲームでもあることを忘れてはいけない。(リーグ第25節・ガンバ大阪戦:0-2)

先週のルヴァンカップのレビューは、それぞれこちら。

味スタ劇場は起こらず。主力6人不在の「総力戦」で足りなかったもの。(ルヴァンカップ準々決勝2ndレグ・鹿島アントラーズ戦:1-3)

「自分が良いシュートを打てれば絶対に止められない。それは常に狙ってますね」(阿部浩之)。連続してポストに弾かれた82分の決定機。常にギリギリのコースを狙うコントロールショットのこだわり。(ルヴァンカップ準々決勝1stレグ・鹿島アントラーズ戦:1-1)

では、プレビュースタート!

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