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羅針盤不在の終盤で必要だった、「急がば回れ」の考え方。サッカーはメンタルゲームでもあることを忘れてはいけない。(リーグ第25節・ガンバ大阪戦:0-2)

パナソニックスタジアム吹田でのガンバ大阪戦は0-2の敗戦。

 2失点を喫した試合となると、第19節の浦和レッズ戦以来となります。
ただ浦和戦での2失点目はロスタイムにPKを与えたものです。90分間で2点のビハインドを負った試合となると、中断前の第13節のFC東京戦まで遡らなくてはいけません。

 2点差を追いつくためには相当なエネルギーが必要ですが、最後まで巻き返すことができずにタイムアップの笛が鳴りました。

 同じ無得点でもスコアレスの鳥栖戦や負けた浦和戦は決定機を多く作り出しましたが、このガンバ戦は決定機自体を作り切れませんでした。夏休みは終わりましたが、そこはチームに与えられた宿題として向き合う必要があります。

 そしてこのガンバ戦に関しては、準備してきたはずのことがうまく噛み合わず、ことごとく裏目に出てしまった印象もありました。試合だけではなく、日頃のトレーニングも取材しているのでわかることですが、そういった視点もレビューには盛り込んでおります。

今回のラインナップはこちらです。

1.「こういう試合はもう二度とやらないとホームの東京戦で誓ったが、また似たような試合になってしまった」(谷口彰悟)。CKからの2失点はなぜ起きたのか。前日練習からの変更点から生まれた「ボタンのかけ違い」とは?

2.「それがフロンターレに勝つ方法だと出してきたと思う」(車屋紳太郎)。サイドは激しく、中は厳しくを徹底してきたガンバ守備陣。攻略の糸口を見出せなかった前半の原因を探る。

3.「映像で見直したら、きっとシンプルな感じなのだと思います」(守田英正)。大島僚太と中村憲剛の羅針盤不在で起きた、後半の機能不全。シーズン終盤に向けて突きつけられた宿題とは?

4.「もっと時間をかけてもいいから、ボールが取れないようなやり方も必要だった」(阿部浩之)。ゲームコントローラー不在の終盤で必要だったのは、「急がば回れ」の考え方。サッカーはメンタルゲームでもあることを忘れてはいけない。

(※追記:9月3日)5.「5枚で来るというのは、正直、読んでいなかった。ちょっと悔しい負けでした」(中村憲剛)。ケンゴが語ったガンバ戦と、攻守両面のセットプレーで感じ続けているジレンマとは?

以上、9月3日に後日取材したポイント5を追記して、冒頭部分も含めて全部で約10000文字ぐらいです。今季のセットプレーについて感じていることを語ってくれた内容です。よろしくどうぞ。

なお、プレビューはこちらです➡️試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(リーグ第25節・ガンバ大阪戦)

では、スタート!

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