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試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(リーグ第23節・名古屋グランパス戦)

10月18日は等々力陸上競技場で名古屋グランパス戦です。

今季2度目となるリーグ11連勝への挑戦でもあります。前回の連勝記録は、名古屋戦にて10で途切れました。ただこの勝った名古屋も、次にフロンターレと対戦するときに、また10連勝した状態で挑んでくるとは想像だにしていなかったことでしょう。

 もちろん、フロンターレもここまで簡単に10連勝してきたわけではありません。あの試合で名古屋に負けて、直後のヴィッセル神戸戦も引き分け。続く清水エスパルス戦で連勝街道がスタートしたとはいえ、一旦、流れが止まってから再び勝ち続けるのは、決して簡単なことではありません。そこでも勝ち続けてきたことに、守田英正は胸を張ります。

「1回目の10連勝した後に勝てなくて、自分たちから崩れるのはよくある話。内容はどうあれ勝ち続けてきたことは評価できると思います。勝つことだけに目線を揃えて、やれてこれたんじゃないかなと思います」(守田英正)

1回目の10連勝した時よりも、チームはもっと強くなっている。この名古屋戦は、それを示すための一戦でもあります。

では、試合の見どころを語っていきたいと思います。ラインナップはこちらです。

■リーグ11連勝をかけた名古屋との再戦。指揮官のゲームプランが現れるセンターフォワードの起用法。そして1つ空いたベンチ枠に入るのは誰だ?

■「勝ちが始まった清水から、11連勝目は名古屋になるとスタッフにはしていましたし、僕自身はそこを目指したいと話していました」(鬼木監督)。越えるべきは、相手ではなく、過去の自分たち。2度目の11連勝に挑戦することの意味。

■「熱い想いをもってやらなくてはいけない。しかし頭の中ではクリアな状態でやる必要がある。そこのバランスを持つこと」(鬼木監督)。堅牢の名古屋をどう崩すのか。重要な試合だからこそ、求められるのはマインドとクオリティ。

■「次に(名古屋と)対戦するまでに時間があることが残念ですし、すぐに試合をしたい思いがある。そのぐらい悔しさはあります」。前回の敗戦時に、いつになく悔しさを口にしていた大島僚太。この名古屋戦、背番号10はどんな輝きを見せるのか。

阿部ちゃんの特徴は理解しているつもり。シュートレンジも広いですし、右左両方蹴れるので、一番怖い場所で受けられないようにして守りたい」(守田英正)。レフティの多い名古屋のアタッカー陣。そして等々力での阿部浩之との対峙。

以上、5つのポイントで全部で約10000文字です。ぜひ読んで試合に備えてみてください。

なお、前節のレビューはこちらです。追記で守田英正が追加点の場面で見せたプレーに関する内容を加えているので、読んでみてください。→「強さの意味 」 (リーグ第22節・サンフレッチェ広島戦:2-0)

では、スタート!


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