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ぼくがビックリマンから学んだこと:第17弾〜人気絶頂だからこそ、攻めていく。マンネリ化させない工夫を重ねていた第8弾。

ビックリマンファンの皆さん、こんにちは。

どうも、いしかわごうです。

今回も第8弾のお話を。

ヘッドシールの魔肖ネロは引き当てることのできなかった、いしかわ少年。

ただ、この第8弾からは、ヘッドシール以外の天使とお守りと悪魔の3すくみに大きな変化が生まれていました。

■第8弾で生まれたシールの変化

それは何かというと、天使シールが銀色から金色になり、お守りシールが透明から白にモデルチェンジしたんですね。

(↑第8弾の3すくみのラインアップ。天使が金色、お守りが白に)

お守りは透明の方が好きだったのですが、天使に関しては、銀色から金色になったので、豪華になったように感じたものです(実際には、これまでの銀に黄色いインクを乗せて金色っぽく見せていただけだそうです)。

オーロラ王神、ポンプ大帝、クリスタル天子などは特に人気がありましたね。金色でよりカッコ良かった。

■悪魔シールにも集める楽しみが!

 悪魔シールに関しては、仕様に変化はありませんでした。

 しかし、しかし・・・・この第8弾は、悪魔シールを集める楽しみがあったんですね。

というのも、12種類いる悪魔全員がそれぞれコンビを組んでおり、そのペアでヘッドシールである魔肖ネロをパワーアップさせているという設定だったんです。

第7弾では、12人の天使がヘッドであるヘラクライストをパワーアップ。一方の第8弾は、悪魔同士がコンビを組み、持っているアイテムを合体させることで、魔肖ネロをパワーアップさせる設定を組み込みました。

そのコンビはどうやって判別するのかというと、持っているアイテムが半分ずつになっているんです。

例えば、これ。

お互いに化石みたいなのを半分ずつ持ってます。これがペアです。

こっちは、わかりますか?

お互いにガイコツの頭を半分ずつ持ってますよね。これがペアです。

今までは、悪魔シールが当たると「うわー、悪魔だ。外れた」で終わっていたんですね。でもこの第8弾は、悪魔が出ても、「さっきのこれと、この悪魔ってペアじゃない?」という神経衰弱のような感覚の集め方もできたんですね。そして揃えたら、さらに揃えたくなるもんです。

ちなみにその魔肖ネロをパワーアップさせる様子は、アイス版のヘッドシールで描かれております。

■3すくみだけじゃなく、縦のつながりを意識させた第8弾の悪魔シール。

これは、シールを集めるほうとしても少し違ったんですね。これまでのビックリマンシール集めというのは、天使とお守りと悪魔の横関係の3すくみをワンセットで揃えるのが楽しみでしたが、そこに「悪魔のペア」という発想で、縦のセットも生まれたわけです。

だから、第8弾は悪魔シールも熱心に集めていた記憶がありますね。というか、悪魔シールの印象がすごく強いです。

今思うと、天使シールやお守りシールの仕様を変えたり、悪魔シールをセットで集める楽しみを提供したりと、こういうちょっとしたアクセントをつけて、マンネリ化させない工夫を施すのがビックリマンはうまかったと感じますね。

あぐらをかくのではなく、人気絶頂だからこそ、どんどん攻めていく。こういう姿勢からも、子供達と本気に向き合っていたのだと伝わりますね。熱くなります。

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