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「GOING TO THE MOON」 (リーグ第14節・北海道コンサドーレ札幌戦:2-0)

等々力陸上競技場での北海道コンサドーレ札幌戦は2-0で勝利。

これで昨年から続くJリーグ負けなし記録は22試合となりました。見事、Jリーグ新記録を樹立しています。新しい歴史と記録が刻まれた瞬間に立ち会うことができました。

「負けなし記録」と言っても、やはり勝って更新することがチームにとっては重要でした。というのも、21試合負けなし記録に並んだ直近のベガルタ仙台戦は、終了直前に追いつかれての悔しいドロー。

この札幌戦に向けて、鬼木監督は勝ち続けることを強調したと、山根視来が仙台戦の翌日に明かしていたんですね。

「オニさん(鬼木監督)は『負けていない』という言葉を使いたくないと言っていて、自分たちの持っているものを考えたら『負けていない』ではなくて、『勝ち続けないといけない』。Jリーグを引っ張り続けるには勝ち続けないといけないですし、僕らもそう思ってやっています」

キャプテンの谷口彰悟も同じスタンスです。彼は「力を出し切りたい」と口にしていました。そういう意味では、全員攻撃、全員守備でつかんだ、見事な無失点勝利だったと思います。

では、そんなJリーグの新たな歴史を刻んだ札幌戦のレビューになります。お品書きはこちらです。

■サッカーは人生だ。人生からは逃げられない。〜僕とペトロヴィッチ監督の15年と、試合前のある出来事。

■「前半、前の意識は強かったのは、こちらの指示でした」(鬼木監督)。縦に速い攻撃で攻守が目まぐるしく入れ替わった前半に起きていた難しさ。持ち味を出せなかった小塚和季に感じた、シャドーとインサイドハーフの違い。

■後半の攻勢を呼び込んだ、別格の田中碧。それに伴い、旗手怜央がゴール前で躍動し始めた理由とは?

■「逆に来るところは、僕が絶対に守らないといけないと思っていました」(ソンリョン)。鮮やかだった後半の守備修正と、指揮官の応手。そして決定的な場面で最大の集中力を発揮できるから、ソンリョンは結果を残すことができる。

■「選手一人一人の意識が本当に高い。志す場所がみんな高くて、勝った試合でも、もっとこうすればよかったとか、そういう反省がすごく出る」(小林悠)。絶頂期に向かって、再び走り出したフロンターレ。一体、どこまでいけるのか。

以上、5つのポイントで約10000文字です。色々と書いてみたので、ぜひ読んでみてください。

なお、プレビューはこちらです。→試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(リーグ第14節・北海道コンサドーレ札幌戦)

では、スタート!

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