「瞬間概念」(リーグ第17節・浦和レッズ戦:3-0)
埼玉スタジアム2002での浦和レッズ戦は3-0で勝利。
2位のセレッソ大阪が前日に敗れた結果を受けて臨む試合でしたが、埼スタでしっかりと勝ち切りました。これで勝ち点差は8に広がっています。
数字的なことを言えば、今季は圧倒的な攻撃力に注目が集まっていますが、この完封勝利で失点数16を維持。実はこれ、セレッソ大阪、名古屋グランパスと並んで現在リーグ最少失点だったりします。今回のレビューでは、そんな守備の部分にも触れております。
さて。今回のレビュータイトル、「瞬間概念」と聞いても「?」だと思います。
19(ジューク)のファーストアルバム「音楽」に入っている曲から来ています。
というのも、試合当日に19の初期メンバーでもあったイラストレーターの326さんが、川崎フロンターレとサガン鳥栖は特別なチームとツイートしていたんですね。
反応したら、リプライも頂いてしまいました・笑。大学時代、ゆずよりも19派でしたし、アルバムを持っていた自分としては、嬉しくてたまらないです!!
・・・ということで、「瞬間概念」にしてみました。もちろん、ちゃんとレビューの内容と繋がるようになっておりますので、読んだ時にお楽しみください。
では、本題に。ラインナップはこちらです。
■「チャンスらしいチャンスはそんなになかったですし、対策されているという感覚はありました」(小林悠)、「この時間帯をしのげば、自分たちの時間になると思っていた」(谷口彰悟)。我慢比べだった前半の攻防戦。攻めあぐねながらも、耐えしのぎ続けたチームの力強さ。
■「食いつかなかったなら、自分で打とうと思っていました。セカンドタッチで槙野選手が自分に食いついて、アキさんがフリーだった」(脇坂泰斗)、「ちょうどいいところにボールを出してくれたので、リラックスして打つことができました」(山根視来)。なぜ脇坂泰斗はあの位置からミドルシュートを狙わなかったのか。相手の出方次第で判断を変えた妙技と、浮き球を予測しながら信じて走った山根視来のゴラッソ。
■なぜあそこで浮き球が出せるのか。違いを見せる男・家長昭博が見せた真骨頂。あの瞬間に見せた概念を読み解く。
■「相手も追いかける展開でボールにくるのはわかっていたので、そこで前に、前に行くのではなく、うまく時間を作りながら、相手の狙いを崩していく」(山根視来)。後半の試合運びがいつもと違った理由とは?
■「どれだけ点を取っても失点したら悔しさが残る試合になる」(谷口彰悟)、「それに深く言及したわけではないですが、でも選手たちの悔しい思いが現れたのかなと思います」(鬼木監督)。完封のこだわりを見せた泥臭さ。首位のチームが見せた、油まみれの作業着で遂行したハードワーク。
以上、5つのポイントで全部で約10000文字です。試合翌日(9月21日)にリモートの後日取材がありましたので、それも盛り込んだレビューになっております。読み応えたっぷりです。
なお、プレビューはこちらです。→試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(リーグ第17節・浦和レッズ戦)
では、スタート!
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