「それが答えだ! 」 (リーグ第16節・サンフレッチェ広島戦:5-1)
等々力競技場でのサンフレッチェ広島戦は5-1で勝利。
真夏の公式戦13連戦のラストのゲームは大勝で飾りました。
13連戦になったのは、ルヴァンカップを予選から参加し、そしてヴィッセル神戸のACL前倒し日程を受けてのことだったので、J1の18チームで川崎フロンターレだけです。
過密すぎる日程に、取材する側でさえ嘆きや文句の一つも言いたくなったほどでしたが、鬼木監督はそこを言い訳にしませんでした。むしろこの広島戦では、「13連戦なのかと(まわりに)思わせるような試合をしよう」と言って選手を送り出したと試合後に明かしています。そして、選手たちはそんな試合を90分やり遂げました。本当に強く、たくましくなってきているのだと思います。
では、試合を振り返っていきたいと思います。ラインナップはこちらです。
■スタメンにあった3つの「驚き」と、前節の修正点として遂行した3つの「ミッション」とは?
■広島守備陣の狙いを逆手に取って崩す。ダイレクトプレーの連続で決めた先制点にある、ボールを持たされたジェジエウが示したメッセージ。
■「自信を持って、自分らしいプレーをして欲しい」(鬼木監督)。「1点目も2点目も、自分の感覚を信じて走ることができた」(田中碧)。指揮官からの要求で取り戻したアオらしさ。守田英正との競争で掴み始めた自分の生きる道とは?
■「(ハイネルが三笘薫との)1対1の場面で負けてしまったところから2失点目は始まってますが、あそこは組織として守らないといけなかった」(城福監督)。4分間で畳み掛けた後半3得点。大勝劇のスイッチを入れた三笘薫のドリブル勝負と、三笘から遠ざかる動きで「サポート」をした大島僚太の機転。そして2018年の誤審によるあの負けを乗り越えて示した今年の勝ち方。
■「ゴールは特別なものがあります」(山村和也)。「こういう形で進めてこれたのも、選手が一丸となっていたから」(鬼木監督)。抱えていた思いを示した特別なゴール。そして真夏の13連戦を終えて見えてきたもの。
■(※追記:9月16日)「以前よりも、前を見ることを自分の中で意識しながらプレーしているつもりです」(ジェジエウ)。守るだけの要塞ではない。ジェジエウの中で増えているプレー選択肢と、生まれている攻撃意識の変化。そして来日初得点への意気込み。
以上、5つのポイントで全部で約13000文字(※9月16日に追記しました)。13連戦ラストなので、頑張って書きました。
なお、プレビューはこちらです。答え合わせにどうぞ。→試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(リーグ第16節・サンフレッチェ広島戦)
では、スタート!
ここから先は
¥ 300
ご覧いただきありがとうございます。いただいたサポートは、継続的な取材活動や、自己投資の費用に使わせてもらいます。