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鬼木フロンターレ対策として定番化してきた〔5-3-2〕システム。指揮官が打ち出した「対策の対策」とは?(ルヴァンカップ準々決勝1stレグ・FC東京戦:2-0)

いしかわごう

 等々力競技場でのルヴァンカップ準々決勝第1戦・FC東京戦は2-0で勝利。

中二日で迎える連戦の4試合目ということもあり、フロンターレはメンバーを8人ほど入れ替えて臨んだ一戦でした。中三日となるFC東京は、日本代表で高萩洋次郎、韓国代表でチャン・ヒョンスがいませんでしたが、それ以外は、いわゆるフルメンバーです。

 8月5日、ほんの3週間ほど前に対戦したリーグ戦では1-1だった相手に、今回はしっかりと勝ち切りました。久しぶりの先発となった長谷川竜也は、試合後に手応えをこう口にします。

「メンバーを変えてFC東京相手に2-0で勝てたのは、チームとしても、選手としても大きいと思います。オニさん(鬼木監督)にも大きい収穫があったと思う」

 では要因はどこだったのか。
レビューではそのへんを詳しく掘り下げています。

先勝したことと、アウェイゴールを与えずに無失点で終えたことで、ベスト4進出に一歩前進しましたが、「まだ半分終わっただけなので、気を引き締めてやりたい」と奈良竜樹。選手たちに油断はありませんし、この勝利を生かす戦いを、9月3日の味スタでの第2戦では見せてほしいと思います。

では、試合のレビューを。今回のラインナップはこちらです。

1.鬼木フロンターレ対策として定番化してきた〔5-3-2〕システム。指揮官が打ち出した「対策の対策」とは?

2.鬼木監督も賛辞を送った守備陣。「全体的には我慢強くやれたし、最近は最後に失点していたので、そういう意味でも我慢しながら2点目を取れたのは成長だと思う」(奈良竜樹)、「今までだと何本かのミスで崩れてしまったけど、そこで自分のリズムに持って行けた」(板倉滉)。後半に積極性を取り戻した板倉と、去年のシーズン前半の堅守を支えたエドゥアルドと奈良竜樹の組み合わせが見せた、抜群の耐久力。

3.守備面で光っていた、両翼の献身性。「思ったよりもサイドから来なかったですね。だから、ワンボランチのところが肝かなと思っていました。自分たちが意識的に締めていたし、あそこから前に良いボールが展開することもなかった」(田坂祐介)。「攻撃には全く納得はしてないですけど(苦笑)、守備に関してはしっかり戻れたかなと思います」(長谷川竜也)。

4.なぜ大久保嘉人はフリーで抜け出すことができたのか。そしてそれを阻止してゲームの流れを変えたGK新井章太の「読み」。「何百本・・・いや、何千本も1対1をやっていたので」。大久保と対峙した数秒間で、彼の頭の中にあった駆け引きとは?

5.まさに家長ゾーン。またも右サイドからのカットインから巻いて左足。冷静すぎた2得点をじっくりと解説。


 以上、5つのポイントで全部で約7500文字です。今回は完封した守備陣を中心にフォーカスしています。なぜ無失点で終えられたのかを、読み解いております。もちろん、GK新井章太と大久保嘉人の1対1の場面や、試合後のユニフォーム交換の話もありますよ。よろしくどうぞ。

なお、プレビューはこちらです。→試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(ルヴァンカップ準々決勝1stレグ・FC東京戦)

では、スタート!

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この続き: 8,120文字

ルヴァンカップ、天皇杯、ACLの総集編です(ACLの国外アウェイゲームは収録していません)。

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いしかわごう

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いしかわごう
サッカーと将棋をコンテンツ化するフリーランスです。Number Webなどに寄稿。著書は「将棋でサッカーが面白くなる本」、「川崎フロンターレあるある1&2」など。「サッカー脳を育む」、「サッカー上達のためのマインドとメソッド」など中村憲剛の著書の構成も担当。