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ぼくがビックリマンから学んだこと:第13弾〜ビックリマンブームは、いかにして加速していったのか?

どうも、いしかわごうです。

今回は、ビックリマンを集めていた当時のメディア事情について少し振り返ってみたいと思います。


■年間売上40億円を売り上げていたビックリマンチョコ

1986年秋ぐらいからのビックリマン人気というのはすごいものがありました。

テレビCMをバンバン打って宣伝していたわけではありませんし、この第6〜7弾の発売時期というのは、まだTVアニメの放送も始まっていませんでした(アニメ開始は87年の10月)。

要は、テレビCMで宣伝するわけでもなく、おもちゃコーナーなどでビックリマングッズを展開していたわけでもなく、お菓子売り場に置いてある「おまけシール」という一点集中の突破だけで社会現象になるほどに子ども心を掴んでしまったわけです。この時期は毎月1300万個生産、年間売上は40億円だったとのこと・・・すごい。

■ブームを加速させたコロコロコミックでのメディア展開

メディアだと、コロコロコミックで最新情報が載るようになり始めて、同時期ぐらいにコロコロでビックリマンの漫画連載も始まったんですね。メディア展開されたことで、ここから一気にビックリマンブームが加速したのだと思います(※調べたところ、1986年10月号からコロコロでの特集が始まり、漫画は12月号スタートだそうです)。

ビックリマンの漫画が始まったことで、僕もコロコロコミックを毎月買うようになりましたからね。このビックリマンの漫画は、スーパーゼウスが主人公だったんですね。ギャグ路線で、ちょっと下品だった覚えがあります・笑。

コロコロを買うようになり、掲載されていた「がんばれ!キッカーズ!」や「おぼっちゃまくん」、「つるピカ!ハゲ丸くん」なども楽しみにして毎月読むようになっていました。すっかり立派なコロコロキッズです。

あとコロコロの小学館では「小学○年生」という児童向けの学年誌を発行してますが、そちらでも毎月のようにビックリマンの特集を組んでいました。

おぼろげながら覚えているのは、小冊子のような付録に、過去のヘッドシールの裏面の情報が掲載されていたことです。シャーマンカーンやスーパーデビル、聖フェニックスの裏面など見たことがなかったので、それが掲載されていたことに大興奮したのを覚えています。あの付録の小冊子、もう手に入らないだろうなぁ・・・。

■実は、コロコロよりもボンボンが先だった!?

ちなみに、ビックリマン最新情報=コロコロコミックというイメージが定着してますが、先にビックリマン情報を掲載したのは、意外にもライバルの「コミックボンボン」の方が先だったそうです。

・・・・・そういえば、僕がビックリマンを買い集めた時に眺めていた第6弾のラインナップ特集が掲載されていたのは、コミックボンボンでした。結局、ビックリマン情報に関してはコロコロが独占したことで、ボンボンは「ガムラツイスト」や「ラーメンばあ」、「秘伝忍法帖」を中心に展開していくようになりましたね。

 僕はガムラツイストも、ちょくちょく集めてました。
二枚重ね、三枚重ねのシールなので、2コマ漫画、3コマ漫画のような展開だったり、主要キャラ同士の対決や関係性もわかりやすくシールで描いていたりするので、ストーリーや世界観が把握しやすかったんです。

ビックリマンは1枚シールですから、ヘッドシールの裏面を読むか、コロコロを読まないとその世界観が把握できなかったところがありましたから。そういう意味では、後発組としてのガムラツイストやラーメンばあの展開は、ビックリマンとは違った良さがあったと思いますね。

今回はこの辺で。

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