第47号:言葉よりも場所よりも、タイミングが大事なときもある。

第47号:言葉よりも場所よりも、タイミングが大事なときもある。

 でんでーん、いしかわごうです。

あのー、みなさん応援しているチームが勝った帰りの過ごし方って、
何か決まっていることはありますかね?

例えば、ちょっとだけ夜ご飯を豪勢なお店で食べて帰るとか、いつもは発泡酒だけど、勝った時は缶ビールを買って乾杯するとか、勝利を噛みしめる儀式って、きっとそれぞれあると思うんですよ。

チームもしかりで、川崎フロンターレでは、試合に勝利した後、ピッチ上でベンチも含めた選手全員で円陣を組んで喜ぶ儀式をしています。

 ホームの等々力競技場ではピッチの真ん中で、アウェイではアウェイゴール裏のエリアで行って、サポーターと勝利の喜びを分かち合っています。今年は年間首位を走ってますから、この儀式は何度も行ってます。

 8月27日の2ndステージ第10節の柏レイソル戦。
川崎フロンターレが、ホームで5失点を喫して敗戦するという、ちょっとショッキングな負け試合を見せてしまいました(スコアは2対5)。

 当たり前ですが、負けや引き分けでは「勝利の儀式」はやりません。
そのため、試合後の整列を終えて対戦相手との挨拶を済ませた後、選手たちはサポーターのいるバックスタンドに向かって歩いていき、場内を回って挨拶し、ロッカーに引き上げていく。これが、勝たなかった時の選手たちの流れです。

しかしこの試合では、終了直後の整列後、ベンチにいた選手たちも集まって、円陣を組み始めました。

負けた試合後に、選手たちが円になっているのは、とても珍しい光景です。
というか、それなりに長くフロンターレを取材していて初めてだと思います。

もちろん、円陣を組んでいる選手たちはみな厳しい表情です。その中で味方に声をかけていたのは、やはり主将・中村憲剛選手でした。
 
 あの場で彼は何を伝えていたのか。
試合後のミックスゾーンで、こう説明してくれました。

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いしかわごう

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いしかわごう

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センス、良いっすね。
サッカーと将棋をコンテンツ化するフリーランスです。Number Webなどに寄稿。著書は「将棋でサッカーが面白くなる本」、「川崎フロンターレあるある1&2」など。「サッカー脳を育む」、「サッカー上達のためのマインドとメソッド」など中村憲剛の著書の構成も担当。