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「星とワインとあなた」 (リーグ第7節・大分トリニータ戦:2-0)

等々力周辺の桜も散り始めておりました。

等々力陸上競技場での大分トリニータ戦は2-0で勝利。

簡単ではなかったであろうリーグ再開初戦を、手堅く勝ち切りました。ただチームにいくつかの変化が起きた試合でもありました。レビューでは、そこをたっぷりと書いてみました。

ラインナップはこちらです。

■リーグ戦連続出場中だったチョン・ソンリョンが怪我で欠場。その事実が示すこととは?

■「自分たちの、前からプレスに行くところを引き出しながら、そこで両サイドの幅を使いながらそこを起点にする。そういう狙いだったと思います」(鬼木監督)、川崎さんの2センターバック、それとゴール前の守備は、簡単にはやらせてはくれない。そういう厳しさはあった」(片野坂監督)。意表を突かれた大分の4バックと、それでも盤石の対応力を示し続けたCBコンビの凄み。

■「うまく使い分けながらやっていきたいなと思います」(三笘薫)。なぜこの試合の三笘薫は仕掛けと周りを、うまく使い分けられたのか。「距離感と選択肢」を生み出した登里享平との左サイド攻撃を読み解く。

■「後半の2点目の失点は非常にダメージがありました」(片野坂監督)、「ボールを持てても、勝てなかったら意味がない」(下田北斗)。大分の逆転プランを打ち砕いた三笘薫・・・恐ろしい子。

■「コーチングは武器だと思ってます。全体的に声をかけて周りを動かしながら、組織で守れるようにしたい」。等々力に響いていた丹野研太のコーチング。そしてGKとはポジションではなく生き方である。

■(※追記:4月5日)「ここで仕事を全うできるか。そこは自分の力が試されていると思いました」。丹野研太が語った等々力で過ごした90分。そしてフロンターレのゴールマウスを守る作業で感じた、独特の難しさとは?

以上、6つのポイントで全部で約11000文字です(5日に追記しました)。試合のポイントに触れながらも、最後のポイントではGKにもフォーカスを当ててみました。言うまでもなく、移籍後リーグ戦初出場した丹野研太についてです。守護神チョン・ソンリョンの負傷により、ようやく出番が巡ってきました。そして見事に完封勝利。

・・・・GKってのはその生き様がピッチに出るものだよなぁ、この試合を見ながら感じてしまいました。そんなことも書いております。

なお、プレビューはこちらです。→試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(リーグ第7節・大分トリニータ戦)。5バックをどう崩すかを書いてましたが、まるで違う展開になりましたね。そこの答え合わせも含めてどうぞ。

では、スタート!

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