試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(リーグ第26節・北海道コンサドーレ札幌戦)
11月3日は等々力陸上競技場で北海道コンサドーレ札幌戦です。
前節FC東京戦から中二日という連戦です。しかもこの二日間でチームには大きなニュースがありました。
中村憲剛、今シーズン限りでの現役引退を発表。
選手の多くは、会見のあった1日に初めてそれを知ったこととなり、まだ小さくない動揺はあるかもしれません。そんな中でどんな試合を見せるのか。そんな一戦になります。
試合の見どころを語っていきましょう。ラインナップはこちらです。
■多くの選手が90分出場したFC東京戦から中二日で臨む一戦。気になるスタメン予想は?
■「ケンゴさんのためにという思いもあるが、本人もそういう感覚はいらないと言ってくれた。そこは今まで通りに自分たちにフォーカスして、相手を圧倒する試合をしたいと思う」(登里享平)。いつも通りにやることで、いつも以上の強さを示したい。
■「どっちにしても、自分たちも札幌もやることは変わらない。突き詰めていきたい」(鬼木監督)。指揮官が口にした明確なスタンス。人に食いつく意識の強い札幌守備陣をどうかいくぐるか。
■「ここが難しいところですけど、ケンゴさんはケンゴさん、自分は自分という考えを持たないといけない」(脇坂泰斗)。司令塔ではなく、シャドーストライカーであるヤストが、札幌戦で表現すべきもの。
■「ここで落ちていくのは簡単だけど、もうひと踏ん張りしようと思った。だから、今日は戦術うんぬんじゃなくて意地でした」(中村憲剛・2009年)。疲労困憊のチームの中、ケンゴが見せたもの。
以上、5つのポイントで全部で約7500文字。今回から毎回、中村憲剛に関する過去のコラムを書いていこうと思います。今回は2009年の思い出です。よろしければ読んでみてください。
なお、前節のレビューはこちらです。→君がいる限り。 (リーグ第25節・FC東京戦:2-1)
では、スタート!
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