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幸せな結末。 (ルヴァンカップGS第3戦・名古屋グランパス戦:2-2)

パロマ瑞穂スタジアムでの名古屋グランパス戦は、2-2の引き分けでした。

立ち上がりから開始15分は、フロンターレの4-3-3の構造をうまく突いた名古屋に、ゲームの主導権を握られる展開になりました。

 一つ言えるのは、現在の対戦相手はあの手この手でフロンターレを負かしてやろうという姿勢を出してきているということです。首位にいれば、当然ながら厳しくマークされますし、今回の立ち上がりのように、まだこちらが相手の出方を読み取る前に奇襲のような先制パンチも浴びせてきます。

 そういう相手だからこそ、チームや選手たちの対応力も求められていくとも言えます。その意味で、しっかりと立て直しながら試合を進めて行ったことは良かったと思います。

試合終盤は、カブレラの言葉を借りれば「不思議な時間」もありましたが、ああいう光景が観れるのも、カップ戦ならではの醍醐味でもあります。

再開後から続いていた公式戦連勝こそ止まりましたが、無事にプライムステージ進出です。両チームが幸せな結果を入手することができました。

・・・ということで、「幸せな結末」のタイトルは、大瀧詠一の曲から。木村拓哉&松たか子の出演ドラマ「ラブジェネレーション」主題歌でしたね。

というわけで、試合のレビュー本文です。

前半のお互いの攻防戦を読み解きつつ、圧巻の結果を出し続ける三笘薫、たくましく成長を遂げていく田中碧、そして結果に飢え続けている宮代大聖という、生え抜き3兄弟(脇坂泰斗もいますけど)のパフォーマンスも掘り下げてみました。

なお、プレビューはこちらです。→試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(ルヴァンカップGS第3戦・名古屋グランパス戦)

では、スタート!

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