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試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(天皇杯2回戦・AC長野パルセイロ戦)

6月9日は、等々力陸上競技場で第101回天皇杯全日本サッカー選手権大会2回戦・AC長野パルセイロ戦です。

はい、連覇を目指す天皇杯が始まりますね。

・・・連覇、良い響きですな。

初戦となる天皇杯2回戦の相手は、J3に所属しているAC長野パルセイロ。多くの人は、前大会の覇者であり、現在リーグで負けなしの首位を走る川崎フロンターレが勝つと思っているかもしれません。

 もちろん、天皇杯チャンピオンとして負けは許されません。
・・・・許されませんが、勝負に絶対もありません。側から見るほど簡単な試合にはならないでしょうし、カテゴリーが二つ下の相手との一発勝負に、「違うプレッシャーがある」と鬼木監督は言います。

「前節の横浜FCも最下位でした。そことやることは、皆さんが思っている以上に、難しさが選手にはあります。カテゴリーが違う相手だと、違うプレッシャーがある。でもフォーカスすべきは自分たちのサッカーを突き詰めていくこと。そこは選手にも伝えていますし、取り組んでいきたいと思ってます」

では、そんな一戦の見所を語っていきたいと思います。

お品書きはこちらです。

■「この1試合に勝つためにどうしたら良いのか。そこを考えて選手の選考もします」(鬼木監督)。指揮官が語った、このゲームに対する位置付け。若手の抜擢、サプライズはあるのか。気になるスタメン予想。

■「たとえ相手が下のカテゴリーでも、勝てる保証はない」(車屋紳太郎)。長野の守備ブロックを、焦れずに攻撃し続けるために。その逆説的な回答とは?

■「自分のスピードであったり、攻撃の部分ではミキくん(山根視来)にないものがあると思っている」(イサカ・ゼイン)。サイドの主導権争いで、絶対に負けられない理由。そして長野の攻撃で警戒すべき2つのポイントとは?

■「『ここでやらなきゃ、次がどうなるか』ぐらいの気迫を感じました」(鬼木監督)。指揮官が目を細めた、ある選手。そして、あの時代に勝ち続けていたクラブに生まれていたチーム競争のサイクルから学ぶこと。

ポイントは4つですが、全部で約9500文字のボリューム!!・・・少し書きすぎたかもしれません・笑。ぜひ読んでみてください。

なお、リーグ前節のレビューはこちらです。イサカ・ゼインの後日取材も追記してた内容になってます。→ゼロから歩き出そう。 (リーグ第21節・横浜FC戦:2-0)

では、スタート!

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