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チャンピオンは最後まで諦めない。(ゼロックス・ガンバ大阪戦:3-2)

埼玉スタジアム2002でのFUJI XEROX SUPER CUP 2021は、川崎フロンターレがガンバ大阪に3対2で勝ちました。

劇的な勝利でしたね。よくよく考えたら、去年は2点差を追いつかれた展開もなければ、終了間際のアディショナルタイムに決勝点を決めるような劇的な勝ち方もありませんでしたから、よけいにそう感じたのかもしれません。

試合については、いろんなことを感じたのでレビューでたっぷりと書きました。早速ですが、語っていきましょう。

ラインナップはこちらです。

■スタメンとベンチメンバーの人選から読み取れた現時点での序列。そして立ち上がりのG大阪が仕掛けてきた駆け引き。

■窮屈だった中盤を救った「息継ぎ」と「飲水タイム」。そして先制点に凝縮された、新たな崩しのメカニズム。

■「チームとしてはまだ始まったばかりで、まだまだ改善すべき部分はあるが、今の段階で言えば、すごく満足できるプレーができたと思っている」(ジョアン・シミッチ)。川崎のリズムにシミッチがもたらした違いとは?

■「前線としてはもっと守備で貢献しないといけないと感じて反省しています」(三笘薫)。「ああいう時間をしっかりと耐えられるようにしないといけない。ただああいう展開になったのは、自分たちが3点目を取れなかったことだと思っています」(鬼木監督)。課題が残った後半の試合運び。優先順位を共有しながら、いかに現実的に擦り合わせるべきか。

■「染まりすぎて自分の良さをなくすなよ」。塚川孝輝がもらった、川崎で輝くためのアドバイス。

■「こういう試合で決めてヒーローになるのは自分だと思ってピッチに入りました」(小林悠)、「悠さんが良い動き出しをしてくれたので、あとはそこに出すだけでした」(遠野大弥)。想定外の展開でも土壇場で勝ち切る力強さ。そして、どうしても90分以内で勝ちたかった理由。

■(※追記:2月23日)「終わってからも、(課題は)そこだなと感じましたし、そこらへんは(自分が)リーダーシップをとってやらないといけなかった」(谷口彰悟)。後半の2失点はなぜ起きたのか?DFリーダー谷口彰悟が語った、あの時間帯に抱えていた難しさと改善策。

以上のポイントで全部で約12000文字です(※2月23日に後日取材分を追記しました)。昨季との変化も含めて、どう新しくなったのか。色々と書いております。

なお、プレビューはこちらです。→試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(ゼロックス・ガンバ大阪戦)

では、スタート!

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