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試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(ゼロックス・ガンバ大阪戦)

2月20日は、埼玉スタジアム2002でFUJI XEROX SUPER CUP 2021です。通称ゼロックスですね。

2021年シーズン、川崎フロンターレが臨む最初の公式戦となります。前年度のリーグ&天皇杯チャンピオンとして、2位のガンバ大阪との対戦です。

試合前日にはオンラインでの記者会見も行われました。出席したのは、両チームの監督と主将の4人です。

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午前練習を終えた直後の時間帯に行われたということもあり、鬼木監督と谷口彰悟主将は練習着で対応。移動があった影響だと思いますが、ガンバの宮本監督と三浦弦太主将はスーツ姿で対応しました。

会見では両監督、選手ともに核心的な部分は話しませんが、コメントの端々から、ある程度の狙いや、なんとなく試合展開のイメージは読み取れなくもありません。そこを読み解く作業をしながら、今シーズン最初のプレビューを書き上げてみました。

では、早速ですが見どころを語っていきます。ラインナップはこちらです。

1.「そこに尽きると思ってます。ただ勝負事なので、勝負にこだわること」(鬼木達監督)。「新シーズンの最初の試合を戦うにあたって、このキャンプから作ってきたものを出せるように」(宮本恒靖監督)。両指揮官の思惑はピッチでどう表現されるのか。そして3度目のゼロックスで、鬼木フロンターレが示すもの。

2.「スタートダッシュという意味ではすごく大事な部分がある」(田中碧)、「まずはゼロックスに勝って良い開幕を切って、リーグ戦、カップ戦と多くあるが、勝ちにこだわってやっていきたい」(三笘薫)。2021年初陣の予想スタメン。指揮官は誰をピッチに送り込むのか。

3.「得点を多く取るためには、後ろの選手のコンパクトな姿勢、(DFラインの)プッシュアップ、そこは昨年以上にやっていきたい」(鬼木監督)、「去年、自分たちは3回対戦して3回ともガンバさんに勝ったが、悔しい思いを間違いなくぶつけてくると思っている」(谷口彰悟)。新スタイルでぶつかってくることが予想されるガンバ大阪。相手の狙いが読みにくい中で、見るべきポイントとは?

4.「新しい選手、既存の選手も含めて、新しいパワーで、その選手の特徴を生かして面白いサッカーをしたいと思っています」(鬼木監督)。新加入選手だけじゃない。今季のチームに変化を与える存在として注目する、ある既存選手への期待感。

以上、4つのポイントで全部で約10000文字のボリュームとなっております。シーズンが開幕する前の、あの高揚感をスパイスに読んでいただけると幸いです。

・・・・では、スタート!

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