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試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(リーグ第21節・横浜FC戦)

6月2日はニッパツ三ツ沢球戯場で横浜FC戦です。

この試合は日本代表で谷口彰悟と山根視来が、U-24日本代表で三笘薫、旗手怜央、田中碧が不在です。しかもこれはカップ戦ではなくリーグ戦。こういう状況下だから仕方がないとは言え、代表日程で主力の半分がいない状態でリーグ戦を臨む試合など経験したことがありません。それも鹿島アントラーズ戦でのタフな激闘から中二日でのアウェイゲーム。相手は最下位の横浜FCとは言え、とにかく過酷な条件で臨むことになります。

思えば、水曜日のナイターゲームは、相手がどこであれ、いつも難しいゲームになっている印象があります。今季引き分けに終わったのは4試合ありますが、そのうちの3試合(神戸、仙台、湘南)が水曜のナイターでしたからね。強い気持ちを持って臨まなくてはなりません。

早速ですが、試合の見所を語っていきたいと思います。お品書きはこちらです。

■「どういう布陣で・・・・人、コンディション、組み合わせといったところで、どこに比重を置くのか」(鬼木監督)。主力5人不在で臨む一戦。山根視来不在の右SBで出番を掴むのは誰だ?

■「相手にフォーカスしすぎるところよりも、新しい選手が加わるので、自分たちの良さで勝負したい」(鬼木監督)。主語は自分たち。3-4-2-1システムを主軸にし始めた横浜FCを、あくまで「強者の戦い方」でねじ伏せる。

■「薫は薫だし、自分は自分。その気持ちを整えておかないと、自分の良さを忘れてしまう」(長谷川竜也)。何かが変わり始めたタツヤ。この試合でも左サイドから得点を生むために。

■「久しぶりに出るメンバーや、フレッシュなメンバーが出ると思うので、試合の入りのところからリズムを取れるように、メンタルのところで声がけをしていきたい」(登里享平)。いつもと違うからこそピッチで求められる、密なコミュニケーション。チームを循環させるキープレイヤー・ノボリに託すもの。

■「良いプレーをしなくては使ってはもらえないし、サブ組の練習もみんなモチベーションを高くやっている」(登里享平)。チャンスは誰に巡ってくるのか。現在の鬼木フロンターレにおける明確な基準と競争、そして練習の雰囲気に思うこと。

以上、5つのポイントで全部で約9000文字です。いつもと違う顔ぶれになるからこそ、いつもの試合とは自ずとポイントも変わってきました。試合前に読んで把握してみてください。

なお、劇的勝利をおさめた前節の鹿島戦のレビューも公開されたばかりです。ぜひ読んでみてください。→「アカシ」 (リーグ第17節・鹿島アントラーズ戦:2-1)

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