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試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(リーグ第20節・ベガルタ仙台戦)

5月12日は等々力陸上競技場でベガルタ仙台戦です。

中三日で続くリーグ5連戦の4戦目。ACL日程の影響で前倒しとなり、このタイミングでホームゲームが組まれております。

 川崎フロンターレの開幕からの無敗記録は15試合となりました。シーズンをまたいだ連続無敗記録と見ると、優勝を決めた昨年11月25日のガンバ大阪戦から20試合となっています。

この仙台戦の結果次第では、2012年~13年にかけて大宮アルディージャが記録したJリーグ記録である21試合に並ぶ可能性があります。

ちなみに大宮アルディージャが記録していた負けなし記録更新にストップをかけたチームがベガルタ仙台で、当時の指揮官も手倉森監督だったんですよね。そう考えると、少し不思議な巡り合わせですね。まるで油断できません。

さて。そんな試合の見所を語っていきたいと思います。プレビューのお品書きはこちらです。

■「試合に出ているからこそ、何か爪痕を残したい」(旗手怜央)。ターンオーバー必至の一戦。ポイントは「どこまでメンバーを入れ替えるか」と、「負けん気の強い旗手」の起用法にあり。

「堅い守備はあるので、そこに対してどうやって点を取るのか。それはしっかりと考えないといけないと思います」(鬼木監督)。「相手に対策されるのはわかっています。その対策を超えていくために自分たちは日々トレーニングしている」(脇坂泰斗)。仙台守備陣攻略のために、指揮官がフォーカスした要素とは?

■「あの時は必死にやっていましたね。今はできることも増えて、自分たちの立場も変わって成長したとは思いますが、まだまだ足りないです。もっと成長したいし、そういう思いがある」(脇坂泰斗)。2年前の等々力・仙台戦から始まった「本当にやりやすいヤスト」。チューニング技術と、さらに自分の良さを出すために。

■「どれというのはないですけど、現場だけではダメで、クラブが目指すものだと思います」(鬼木監督)。リーグ戦20試合連続無敗記録で思うこと。チームを強くするのは、監督ではなく、クラブの哲学である。

以上、全部で約7000文字です。ぜひ読んでみてください。

なお、前節のレビューはこちらです。追記分も含めて、好評いただいております。→「空も飛べるはず」 (リーグ第13節・ガンバ大阪戦:2-0)

では、スタート!

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