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試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(リーグ第2節・鹿島アントラーズ戦)

7月4日は等々力競技場で鹿島アントラーズ戦です。

いよいよJ1リーグ再開となりましたね。

・・・・いやぁ、長かった!

長かった分、正直、今回のプレビューに関しては、書くための切り口がたくさんありました。ただ誰かが止めてくれないと、延々と書いてしまうので、自らギュッと凝縮して書き上げました。

そんなわけで、大した前置きもなく、さらりとラインナップを紹介していきます。

1.「今年は今まで以上に選手全員で戦うことが必要になる」(鬼木監督)。変えるのか、変えないのか。指揮官が再開初戦のスタメン選びに込めたメッセージ。

2.「最初の公式戦よりは、(鹿島は)成熟している印象がある。選手も自信を持ってやってきている」(鬼木監督)、「前線に速い選手がいることと、両サイドバックがワイドに高い位置を取ること。ロングボールを逆サイドに振ってくる攻撃のイメージはある」(ジェジエウ)。鹿島のビルドアップを停滞させるために必要なポイントとは?

3.「誰に時間とスペースを与えることができるか。それを考えていきたい」(田中碧)。「後ろからボールを運んできてもらう作業で、自分が関わりすぎないようにする。練習試合も含めて、そこは意識しています」(大島僚太)。高い位置からの鹿島の守備網をかいくぐるために、求められていく作業。

4.「スピードはそれほどないと思うが、体の使い方が上手い。少しダミアンとプレースタイルも似ていて、エリアの中で仕事をするタイプです」(ジェジエウ)。「大変になると思います。こっちは疲れて切っているときに、フレッシュな選手がどんどん入ってくる。ましてや5人とかになると、別のチームになるぐらいの感覚をもった方がいい。だから、やられたという風にはしたくないですが」(谷口彰悟)。警戒すべきFWエヴァラウドと、交代枠5人でよりシビアに問われるゲームの終わらせ方。

以上、4つのポイントで約9000文字です。等々力だけではなく、全国各地のスタジアムで色々な思いが交差する一戦になると思います。

試合前日の鬼木監督が言います。

「(試合展開は)どうなるかわかりませんが、どっちにしても良いサッカーを見せたい。僕たちだけではなく、サポーター、ファンの方もずっと待っていたと思いますので」

 みんなでサッカーを観れる楽しみを噛み締めたいですね。そして、より味わうためのスパイスに、プレビューを読んでもらえると幸いです。

なお、前節(もう4ヶ月前ですが)のレビューはこちらです。

最後は自ら試合を決めに行く意志を強く発した大島僚太。試合後に語った、どうしても等々力で勝ちたかった理由。(リーグ第1節・サガン鳥栖戦:0-0)

では、スタート!

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