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2017年シーズン後半・川崎フロンターレ総集編レビュー

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2017年シーズンのリーグ戦第18節〜第34節までのレビュー集です。ACLやルヴァンカップ、天皇杯のレビューはカップ戦マガジンを購入ください。
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2017年9月の記事一覧

いつもの「違い」を出せずに無得点。必要だったのは「何が起きるかわからない。だからこそ 」という発想だったかもしれない。(リーグ第27節・ヴィッセル神戸戦:0-0)

いつもの「違い」を出せずに無得点。必要だったのは「何が起きるかわからない。だからこそ 」という発想だったかもしれない。(リーグ第27節・ヴィッセル神戸戦:0-0)

 ノエビアスタジアム神戸でのヴィッセル神戸戦は0-0でした。

 川崎フロンターレとしては珍しい、1点が遠いゲームとなりました。

ミッドウィークに天皇杯・清水エスパルス戦がありましたが、主力の多くは中一週間空いていましたし、戦術的なトレーニングもしっかりやっていました。コンディション面でのバラつきがあったとはいえ、そこはさほど不利な面ではなかったと思います。

 にもかかわらず、攻撃面がうまく機

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「フロンターレは勝負弱いと言われていて、そこに負けたくなかった」。副主将・谷口彰悟が見せた意地。そして主将・小林悠とともに勝敗を背負う「良質な関係」をあらためて考えてみる。(リーグ第26節・清水エスパルス戦:3-0)

「フロンターレは勝負弱いと言われていて、そこに負けたくなかった」。副主将・谷口彰悟が見せた意地。そして主将・小林悠とともに勝敗を背負う「良質な関係」をあらためて考えてみる。(リーグ第26節・清水エスパルス戦:3-0)

IAIスタジアム日本平で清水エスパルス戦は3-0で勝利。

 ACL浦和戦の激闘から中二日のアウェイゲーム。
簡単には気持ちが切り替えられない敗戦でしたが、それを乗り越えるための一戦として挑み、敵地で3-0での勝利をおさめました。

 この試合で、先制ゴールと追加点の起点、そして3点目のアシストと3ゴール全てに絡んだのがセンターバックの谷口彰悟です。試合後、クールな谷口が、この試合にかけていた胸の

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攻守両面で威圧感を与え続けた完勝劇。チームとして積み重ねている勝負所での「経験値」と、鬼木監督が植え付けている「勝負強さ」。(リーグ第25節・横浜F・マリノス戦:3-0)

攻守両面で威圧感を与え続けた完勝劇。チームとして積み重ねている勝負所での「経験値」と、鬼木監督が植え付けている「勝負強さ」。(リーグ第25節・横浜F・マリノス戦:3-0)

 等々力競技場で行われた横浜F・マリノス戦は3-0で勝利。

 ポイントは、やはり先制点でした。
ここまで5試合連続無失点中だったマリノス守備陣攻略のキーワードに、僕は「意外性」をあげていました。去年の柏レイソルの5試合連続無失点記録を破ったときのように、こういう相手には「意外性」が鍵となるからです。なので今回もエドゥアルド・ネットのミドルシュートじゃないかと予想していましたが、決めたのは、ネット

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