【消防官採用試験】論作文予想テーマ30セット【作文・小論文 模範解答例文集】
こんにちは、元東京消防庁消防官のイシカワです。
本テキストは、令和6年度の消防官採用試験で出題が予想される論作文テーマの模範解答例文集です。
元消防官であるイシカワが、日本全国の消防論作文の出題傾向を徹底分析。「最も出題頻度が高いテーマ」と「最新の社会情勢を踏まえて出題が予想されるテーマ」を完全網羅しました。
論作文試験では、出題されたテーマについて知っているかどうかで勝負か決まります。本テキストの解答例を活用することで、論作文試験に必要な知識を短期間でインプットできるだけでなく、余った時間は他の試験対策に投資することができます。
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※ 警察官採用試験の論作文予想テーマはこちら
本テキストの特長
✔︎ スマホさえあれば、いつでもどこでも勉強できます。通勤通学などのスキマ時間の活用に最適です。
✔︎ 本編中に収録している解答例の内容は、令和3年度消防白書、内閣府中央防災会議・防災基本計画をはじめ、すべて公的な文書・統計データ等の内容に準拠しております。これにより、信頼性の高い情報を答案に盛り込むことができるようになります。
✔︎ テキスト全編を、元東京消防庁消防官が執筆しています。消防の実務に精通した人間が徹底的に作り込んだテキストですので、情報の信頼性は保証いたします。
✔︎ 最も出題頻度・重要度の高いテーマだけを効率的に学ぶことができます。複数の消防本部を併願受験する方や、仕事や部活動で忙しい方に最適です。
✔︎ 通常の参考書と異なり、購入後のサポートも万全です。今後も最新の社会情勢を踏まえて内容を随時更新してまいります。なお、更新に伴う追加料金はかかりません ( 本テキストは買い切りコンテンツですので、購入後の追加のお支払いは一切ございません ) 。
◎ サンプル解答例
本編解答例のうち、1本をサンプルとして無料公開しております。ご購入前の判断材料になさってください。
1. 大規模災害対策
「 地震・台風等の大規模災害に対し、消防はどのような対策を講じるべきか、あなたの考えを述べなさい。」という論題を想定しています。
地震・台風等の大規模災害に対し、消防は以下の対策を講じるべきである。
第一に、消防組織の危機対応力を向上させておく必要がある。大規模災害の対応において最も憂慮すべきことは、行政機関がその機能を喪失してしまうことだからである。たとえば先の東日本大震災では、繰り返す余震と津波による役場庁舎の損壊や職員の死傷等により、被災した多くの自治体で行政機関の業務継続が困難となった。消防としてこのような事態を避けるためには、平時より庁舎防護・職員防護のための危機対応訓練を励行するとともに、庁舎の電源や通信機能を多重化するなどの対策を講じ、有事における組織の危機対応力を向上させておかねばならない。
第二に、地域住民の自助共助意識を醸成することが求められる。大規模災害発災直後の状況下では、消防・警察・自衛隊などの「公助」による救援は期待できず、自分の身を自分で守る「自助」、そして周囲の人同士で助け合う「共助」が重要となるからである。住民の自助共助意識を高めるための取り組みとしては、インターネットを活用した情報発信が有効である。特に、ユーチューブやツイッターなどのソーシャルメディアは国民に広く普及しているため、これらのプラットフォーム上で防災知識や災害情報等を発信することで、効率的に住民の自助共助意識を高揚させることができるだろう。
第三に、非常時における受援計画を策定しておかねばらない。大規模災害により被災した自治体が、他の公共団体や民間団体から効率的に人的・物的支援を受け入れるためには、その手順や体制について定めた受援計画が必要となるからである。特に消防の場合、大規模災害発生時には近隣の消防本部からの広域応援隊の派遣が予想される。したがって◯◯市消防本部は、隣接する◯◯市や◯◯県の消防本部との間で広域応援体制の整備を進めるとともに、支援を受けるに当たって事前に準備すべき事項や配慮すべき事項について協議を重ね、実効性の高い受援計画を策定しておかねばならない。
以上が、地震・台風等の大規模災害に対し、消防が講じておくべき対策である。
2. 消防官の役割
「 社会の中で消防が果たすべき役割とは何か、あなたの考えを述べなさい。」という論題を想定しています。
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