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ビニール袋を愛しく思った

さっきふとビニール袋のカサカサ…という音をかわいく思い、ビニール袋に初めて少し愛を抱いた。

そういえばビニール袋はかつてなんかの生き物だったんだよな。ビニールは石油からできていて、石油は死んだ生き物の体が長い年月をかけて変化したもの(たぶん。諸説ある模様)だから。
古代の生き物も、将来自分がスーパーの袋という物体になって食べ物を運ぶ道具として使われるとは思いもしなかっただろう。

ビニール袋は使うとすごく便利なのに、使い終えたあとはなぜかすごくじゃまなもの、いらないものに思えてしまう。もう少しビニール袋を愛そうと思った。

私は死ぬのが怖いのですが、生き物は死後かならずなんらかの別の物体になるわけで、いったい自分は何になるんだろう?と考えながら道ゆく車を見たらフフ…(^ω^)と少し安心することができた。
街にあるいろんなものが「かつて生き物だったもの」なのだから
生き物とそうでないものの区別にあまり意味はないような気がした。

この持ち手の継ぎ目が特に愛せない(今のところ)。

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