ブックストア・エイドのこと

本屋さんを応援するクラウドファウンディング。あと9日。

Amazonなどで本をポチる機会が増え、書店から足が遠ざかった時期もあったけれど、ここ数年はまた、本屋さんで本を買うようになった。

なぜなら「積ん読(のままになる)率」が、Amazonのほうがずっと高いことに気づいたからだ。

私の身体が、Amazonで買うときと、本屋さんで本を買うときとでは、たぶん「違う選択」をしているのだろう。

Amazonで買ったのは、「資料的に置いとく」「いつか読む」みたいなモノが多い。

本屋さんで手にとって買った本は、ほぼ、ちゃんと読むことになる。

本屋さんで手にとってぱらぱらめくり、ナカミをたしかめて、買うことを決めたとき、この段階ですでに、本の一部が身体に入っている。
だから「その先」を読み進むことになる。


このほど「自粛要請」で休業された書店さんが、書棚を動画に撮ってアップし、通販されているのを何度か見かけた。

こういうの↓


書棚を、ゆっくりカメラがなめていく。

その映像を見たとき、「ちょっと待って!速い!」「ちょっともどって!いまのとこ見たい!」「この並びヤバイ!三冊まとめて欲しい!」と、口から声が出た。

そして

「本屋さんの書棚の前に立ちたい!」という欲望がわき上がってふるえた。

本棚の前に立ちたくて立ちたくて、ふるえる

そんなことがあるのか。

自分がちょっと怖い

と思った。


今回の騒動の前から、すでにどんどん街の本屋さんが消えていっているのを、なすすべもなく呆然と眺めているだけだった。

でも、本屋さんがずっと街にあってほしい。