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ヒージャー
せっかく沖縄に住んでいるのだから、うちなーの郷土料理である山羊の肉、ヒージャーを是非一度食べてみたいと常々思っていたのだけれど、もなかなかどうして割といいお値段がする食べ物なので、未だその機会に恵まれないでいた。
近所を散歩してる際に、可愛いヤギのイラストが描かれている自動販売機らしきものを見つけて近づくと、これがなんとヤギ刺し、ヤギ汁の自販機。
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その横の店舗。
このお店が販売してる自販機らしい。
外からは中の様子が見えない、一見には入りにくい典型的なお店だ。
もちろん、堂々と暖簾をくぐり、あたかも常連客であるかのように、ついっと入ってしまう。
店主さんに、にっこり挨拶して、勧められたカウンターへ。
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まずは生ビール(当然オリオンドラフト)と、早速ヤギ刺し。
獣臭の強い、とてもクセのあるお肉と聞いていたけど、道産子のわたしとしては、羊肉、マトンを食べ慣れているせいか抵抗感は全くない。
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心配そうにコチラを見ている店主に、にっこりと
美味しいですね!という意味で頷いてみせる。
ヤギ肉にはやはり泡盛だろうなあ、と地元のお酒を水割りで。
次はヤギ汁いってみましょうか。
「ごはんはどうします?」
ごはん?
ヤギ汁には白飯がつきものなのだろうか?
まあ、そういうことなら、郷にいればなんとやら、ごはんもください。
「ヨモギはいれます?」
ヨモギ?
「沖縄のヨモギ、フーチーバーです」
よくわかんないけど、じゃあ、それも!
おそらく臭みを取るための香草って意味合いなのだろうけれど、その程度でどうこうなるような臭みではなくて。
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出てきた熱々の丼にはごっそりと山盛りのヤギ肉。
この段階で既に湯気からかなりのレベルの匂いが攻めてくる。
苦手な人は隣でこれが出てきた時点でアウトだろうなあ。
火を通すことで、刺しよりも更に段違いにクセが強い感じだが、わたしは全然へーき、へーき。
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うちなーんちゅの猛者たちはこれを、しこたま呑んだあとの締めや、二日酔いの朝に頂くんだそうだ。
なんとも豪快。
くわっちーさびたん。
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