KDPセレクトを外した狙い

KDPセレクトって3ヶ月ごとの更新なんですよね。
こんにちは。石井金子(@ishiikaneko01)です。
今回は、著書『培養肉の入門書』のKDPセレクトを外した狙いについてつらつらと書いていきます。

 

理由1:KENPの獲得数が少なくなってきた


私が『培養肉の入門書』を始めてリリースしたのは3ヶ月前の2022年2月20日のこと。そこからツイッター周りの人を含めちょいちょい読んでもらえてました。
しかし新作を重ねるにつれ固定ツイートでも宣伝されなくなり、現在はかなり落ち着いたKENP数となっています。
これからフォロワーさんが増えたとしても、この本まで遡って読む人は居ないでしょう。

実際に新しい人をフォローしたとき、わざわざその人の書籍一覧を見て、あまり興味のない専門書を読みますか?読みませんよね。
それならばいっそのことKDPセレクトを外そうと思いました。

普通の人なら、上記の理由があってもそのままにしておくでしょうが、私には外せる算段と狙いがありました。

それが以下の理由に続きます。
 

理由2:同じような書籍を出している


私が『培養肉の入門書』をKDPセレクトから外せる理由、それはより簡単な内容にした『日本一わかりやすい培養肉超入門』という本も出版しているからです。

こちらは入門書よりイラストが豊富で固定レイアウトになっています。とても読みやすい本に仕上がりました。

なので私はほぼ同じ内容の2冊出していたことになります。わざわざ2冊読むような本でもないので、読み放題で読まれる役目はこの『培養肉超入門』に任せようと判断したわけです。

ここが他の人とは大きく違うところですね。
私もこの本がなければ、入門書をKDPセレクトから外す判断はできていません。

これがKDPセレクトを外す大前提となる理由です。
 

理由3:Kindle Unlimitedじゃない方が有料購入される?


これはあくまで仮説でしかないですが、Kindle出版がはやりつつある昨今、一般の読者が個人出版かどうかを判断する理由のひとつにKindle Unlimitedかどうかがあると思います。

あれ?この本無料で読めるぞ?→書いてる人ってまさか個人出版の人?→なら同じテーマで商業出版してる本を読もっと。

個人出版におけるKindle本の質低下が懸念される中で、今後(もしかしたら今も?)KindleUnlimitedの本は商業出版されているものじゃないと読まない!と言う人が増えるかもしれません。

その中でKindleUnlimitedでない個人出版の本がどうなるかわかりませんが、Unlimitedじゃない=商業出版と勘違いして買ってくれる人がいれば良いなぁ…なんてことをふわっと考えてます。
 

理由4:楽天でも出してみたい


KDPセレクトに登録していると、KENPと有料購入(70%)からロイヤリティが貰えます。
しかしその代わりに、Amazonでの独占販売となります。

独占販売ってどれほど機会損失になってるんだろう…? 
天下のアマゾンでの独占だから損してない気もするけど…。

気になったら確かめずにはいられない性格ですので、早速、楽天の電子書籍市場=楽天Koboで販売を開始しました!
(ちょうど販売して3ヶ月だったので、KDPの自動更新を避けることができたが故です。あと1週間遅かったらあと3ヶ月は無理でした笑)

https://a.r10.to/haRgX0


楽天koboでいいなと感じた点は、独占販売でなくても売れたときのロイヤリティが70%、しかも70%になる価格帯の範囲が299円~100000円。
KDPで70%のロイヤリティをもらいたかったら299~1250円の間に留めなければならないので、超大作を書いたときはこちらが良いかもしれません。

残念なところは、著者ページやA+コンテンツ、キャンペーンにあたるものがないこと、ジャンルがマンガや雑誌に偏っていること、月の入金は10000円を超えたら(年に一回必ず入金される仕組み)などが挙げられます。

あ、最低価格を0円にできるらしいので、永遠と無料キャンペーンを行うことはできますね(笑)
 

おわりに


以上がKDPセレクトを外した背景と狙いでした。

書いていてもあまりメリットを感じませんでしたが、楽天ユーザーがどれくらいアクティブなのか、検索ページ上でどちらが上位表示されるかなど気になるところがありますので、今後確かめていけたらと思います。

これで肩書を『Kobo作家』にしても問題なくなりました。知名度が低すぎてしませんが。

今後も経過を報告していきますので今暫くお待ちください。

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