謝辞

逆噴射小説大賞の発表はまず最初に最終選考作品が並べられ、最後に大賞が発表されるものだとばかり思っていた。だが最初に発表されたのは大賞作品で、まず目に飛び込んできだのは自分の作品のタイトルだった。

こうして逆噴射小説大賞の頂点、大賞を受賞してみて感じたのは自分でも不思議なのだが激しい喜びよりも感謝の念だった。これは綺麗ごとなどではなく、マジにそんな感じだ。

まず逆噴射小説大賞という素晴らしい賞を開催してくれたダイハードテイルズ様、そしてマスター・オブ・パルプたる逆噴射聡一郎先生に感謝を送りたい。逆噴射小説大賞は本当に楽しかった。新しいアイデアを思いつく度心がわくわくし、スキがつくたびに心が温かい気持ちになった。
逆噴射小説大賞が開催されるまでは暗黒の虚無の中にいたが、このパルプの祭典のおかげで再び立つことができた。この逆噴射小説大賞には本当に感謝しかない。

そして、逆噴射小説大賞で互いにしのぎを削り合い、共にCORONAの栄光を目指した偉大なる逆噴射ランナーたちにも感謝を送りたい。
処女作「クイージーQ」を投稿したあと、不思議な満足感があり、これ以上投稿することはないと思っていた。だがふと横を見ると、なんと毎日パルプを投稿し続けている逆噴射ランナーがいた。
そして彼らはみなどれも面白いパルプを生み出していた。
「こうしちゃいられない!」と思った。逆噴射ランナーの熱量が自分をつき動かしたのだと思う。彼らがいなかったら大賞受賞作「サグは二度死ぬ」は生まれなかった。

それからスキをくれた人、ピックアップをしてくれた人、noteをシェアしてくれた人、彼ら全てに感謝を捧げたい。彼らの行為は魂の蒸気機関に薪をくべてくれた。彼らがいたから逆噴射小説大賞を最後まで走り切ることができた。逆噴射小説大賞そのものを盛り上げようとする偉大な行為に感謝を。

そして最後に。

俺が俺自身であることに感謝したい。俺がこれまでにしてきたすべての努力に感謝したい。休みなく働き、決して途中で投げ出さなかった俺に感謝したい。
他人から何かを与えられるよりも、与える側の人間であり続ける俺自身に感謝。悪いことよりも正しいことを多くしてきた俺に感謝。いつも俺らしく居続ける俺に感謝。

これはスヌープ・ドッグがハリウッド殿堂入り《ハリウッド・ウォーク・オブ・フェイム》を送られた時に述べた言葉だ。
これを聞いた時、なんともスヌープ・ドッグらしい言葉だと思い、爆笑した。無論、彼はこれを家族友人に感謝を捧げたあとに述べた。
この破天荒ながらも常に自身含めて周囲に感謝する姿勢こそ彼がアンクル・スヌープ(スヌープおじさん)と呼ばれる所以だろう。自身を認めるパワーはすごい。
なので、この逆噴射小説大賞では自分にも感謝をすることにする。

ありがとう。マジで全てに感謝を。

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