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徳島県神山町での体験で感じたこと

1回目のフィールドワークでは神山の自然に触れたが、2回目のフィールドワークでは実際に神山で働いている人のところに訪問した。また、料理を体験できると聞いていたので、とてもワクワクしていた。

料理人から学ぶばら寿司の作り方

私は、神山町にあるお弁当を作っている「志甫亭」という店にフィールドワークに行った。写真ではエプロンをつけていたので「The 料理人」という印象であった。しかし、実際に見た印象は、「The 料理人」という印象に加えて優しそうで料理に対して熱心な人だなと感じた。私自身、最後に料理をしたのがいつか覚えていないぐらい昔であったので、新鮮な感じがした。さらに、私が包丁を持ったのが中学1年生以来だったので、包丁の使い方がよく分からなかった。だが、志甫さんやグループの人が優しく教えてくれたことで助かった。志甫さんは、企業秘密であるはずの料理のレシピをたくさん教えてくれたことで、料理をすることに興味がわいた。例えば、ばら寿司の材料である米と野菜を別々に炊く方法や酢飯に用いるお酢が強くならないように米一升のうちにお酢を一合用いる方法やばら寿司に用いる野菜の大きさを見栄えをよくするために均等にする方法などがあった。料理に関しては無知なので、とても勉強になった。


細かく切られたにんじんときゅうり

志甫さんに聞く商売ができるコツ

次に、志甫さんの店の「志甫亭」から車で15分程度のところにある志甫さんの別宅を訪問した。そこで、志甫さんからまんじゅうとブラックのコーヒーをいただいた。私はブラックのコーヒーを飲んだことがなく、初めて飲んでみると苦かったが、苦さの中に甘さがありとてもおいしく味わった。そこで、志甫さんのいろいろな話を聞いた。話の内容としては、志甫さんが神山で「志甫亭」を経営できたコツを聞いた。コツとしては、客とのコミュニケーションを大事にすることであった。また、神山で店を経営することは、神山で5年間商売ができたら、全国のどこでも商売ができるというジンクスがある。そのジンクスが成り立つほど神山での営業は難しいが、志甫さんは神山で営業を続けていて凄い人だと感じた。志甫さんが言っていたことで印象に残っていることが2つある。1つ目は、神山などの田舎の町には少しの刺激が必要らしく、まるごと高専や移住者が来ることは神山町の良い刺激になること。2つ目は、お弁当作りは人の命にも関わるので、昔は他の店のライバルに負けたくないという精神で弁当を販売していたが、今はおいしいものを作りたいという精神に変わり、ライバルを気にしなくなったこと。さらに、志甫さんは、弁当を作ることのモチベーションは弁当を作ったことへの達成感であり、悪いことがあっても次の日にはその悪いことを忘れて切り替える精神で生きていた。志甫さんには、生活のサイクルがあり、早寝早起きをすることで維持ができ、早起きをすることで考えが思い浮かぶことがあるそうだ。そのようなことを志甫さんは熱心に言っていた。そのため、聞いていて自分の頭に吸収することができた。また、自分は志甫さんのように物事を継続することが苦手なので、同じ仕事を何十年も続けられる志甫さんのことを尊敬し、見習いたいと思った。

志甫さんの風通しが良く景色が良い室内


実際に神山でのフィールドワークで感じたこと

この2回目のフィールドワークを振り返って、志甫さんの生き方を自分も見習うべきだと思った。見習うべき点としては、ポジティブ思考である点やコミュニケーション能力が高い点や人に対しての振る舞いが良い点などである。大学生活を送るうちに養っていきたい。
二回のフィールドワークを行ってみて、いくつか感じたことがあった。一つ目は、神山の住んでいる人のやさしさである。このフィールドワークが開催できたのも神山の住んでいる人のおかげで開催することができたので、神山に住んでいる人のやさしさを実感した。二つ目は、神山の人たちは年齢に関係なく元気であったこと。さらに、一回目のフィールドワークの時に出会った神山の人たちが自分に積極的に話しかけてくれて、楽しかったことがあったから。
実際、フィールドワークに行ってみて、神山町についてよく知り、町の人たちと話して触れることで自分の苦手であった人とコミュニケーションを取ることが少し得意になった。また、自分の将来就きたい分野である地方創生についても自分なりに考えることができたので良い機会となった。どちらのフィールドワークも多くの人の支えによって行うことができたため、関係者の皆様には感謝しています。ありがとうございました。自分の将来につなげられたら良いと思います。

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