御社のビジョンは何ですか?
こんにちは、石井です。
選考の中で、「御社のビジョンは何ですか?」という質問を頂くことがあります。
この質問に対して、石井は
「基本理念はありますが、明確なビジョンってないんですよね・・・・」
とお答えしております。
そうなんです、ライト光機には明確なビジョンというのは無いのです。
では、ビジョンが無いからダメかというと、業績では石井が入社以来、売上が5倍になっており、成長企業といえると思います。実際、社員として働いていてビジョンが無くても問題は感じません。
ただ、働いていく中で、ライト光機が成長するための「価値基準」みたいなものがあるなと感じています。明文化されているわけではありませんが、「こういうときはこういう判断・行動が望ましい」というようなものです。
具体的に数例挙げていくと
・単純な売上を目指すよりも、利益率を上げる
売上をあげるためには、当社が主に製造する高級品ではなく、もっと値段が安く数が出る製品を製造すればよいのですが、それはしません。あくまで付加価値の高い製品を作り、利益率を上げていくことを優先して考えており、売上は結果としてあとからついてくるものと考えています。そして、実際あとからついてきて、現在に至ります。
常に受注が下がったときのことを考え、リスク管理をする。
売上は大きく伸びていますが、イケイケで伸ばしているわけではありません。20年前に経営的に苦しくなった時期を経験しているため、常に受注が落ちても利益を確保できるように、会社が存続できるようにということを念頭に置いています。
お客様のニーズには出来る限り答える
これは基本理念にもありますが、例えば技術的な開発はもちろん、生産が始まってからの仕様変更や、納期変更、品質対応や、希望スペックへの検査対応など、出来る限り対応しています。お客様のニーズに答える、と書くと綺麗に聞こえるかもしれませんが、少し想像してみてください。実際対応している社内は大変です。例えば、途中まで作ってからの仕様変更によって、部品を発注しなおして、納期を再調整して(再調整しない場合もあり、この場合もっと大変)、物によっては一部部品を取り外して作り直し・・・・なんてこともあります。現場からすると、せっかくここまで作ったのに・・・・ってやっぱり思ってしまうこともあって、大変なんですが、お客様からこの対応力を高く評価頂いていることもあり、当社の強みになっています。
経験知識よりも出来るかどうか
経験知識はもちろん大事ですが、社内でも出来そうであれば、どんどんやってみてもらいます。昔は「任せるのはまだ早い、時期尚早」と言われることもあったのですが、「時期尚早って具体的にどういう状態になったらOKで、そこまでにどういうスケジュールでどうやって準備していくんですか?」と聞いていたら、最近は社内でもあまり言われなくなりました(笑) この考え方は採用でも大事にしていて、現在の経験・知識よりも今後会社に定着して業務を身につけてもらえるか?を重視しています。
ということで・・・・・当社の場合、あまりビジョンを掲げて進んでいくよりは、現実的な価値基準があり、その価値基準に従って目の前の仕事と向き合っていたら、結果として成長していた・・・・と石井は感じています。
そういえば、巷でよく言われる中長期計画も無いですし、目標管理的な制度も無いですね・・・・。
あるのは現実的にアクションを起こしていくための価値基準ですが、それでも十分に成長していけるんだなと、ライト光機で働いていて実感してます。
ということで、これからも当社は目の前のお客様のニーズに出来る限りお答えできるよう、泥臭くやっていく所存です!
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