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『ヤエル49』キャラクターリスト

キャラクター

○女型不死超人・スープラ 

 外見は10代後半。ヤエル49の最終兵器群のひとつ。
 ヤエル49より井上ルームに「増援と教導」目的で配属される。
 少女のように見える外観だが、幼少のころから文化・芸術・哲学、生物知識、近接戦闘ならびに薬剤や兵器の使い方を訓練されており、その兵力はアメリカ特殊部隊の50人分に相当する。
 放射能汚染に免疫があり、【宇宙地雷】の死亡時に放射される大量のガンマ線を吸収することができる。

○特殊工作員・ジェイソン井上 

 34歳。特務機関ヤエル49・極東アジア地区担当。
「ヤエル49・井上ルーム」を任されている。
 仕事に感情が入り込むのをきらい、極力事務的に、冷静に仕事をこなそうとする。
 数少ない【宇宙地雷】との交戦経験者であり、生き残ったという実力の持ち主。

○森林官・深沢あさみ 

 24歳 森林官2年目 女
 鹿児島県の離島(神鳥島)に派遣された新人森林官。1年間の研修を経て、3か月前に赴任してきた。
 日々の研修で実力をつけ始めており、まもなく前任の森林官との引き継ぎが終わろうとしているが、まだまだ未熟なところが多い。
 主な仕事は、密猟者の違法罠の除去や、領域の制定するタグ付け、測量も行う。
 


○木の男・ユビナガ 

 40代前半?
 全編を通じて顔が映らず、その正体は不明。あさみを執拗に追い詰める。
中指が異様に長く、人の生活には溶け込めない。
キレやすく、標的にした女性を殺しては遺棄している。全身手作りの葉スーツで樹木になりすます。

○外宇宙生物型地雷・タモタン

 カナンにより「タモタン」と命名された。宇宙生物地雷。【白うさぎ】とも呼ばれている。
 その星の生物を体に取り込むことにより環境に適応し、自身の持つ異常な力を引き出し、その星の支配的生物を殺害しつくす生物兵器。
 コミュニケーションは不可であり、人類を肉としかみなしていない。
 身体がゴム質で構成され、変形が容易である。放射線を体内に吸収し貯め込む性質を持っており、72時間経過するか、殺害すると大量の放射線を放出する。

〇島を愛する森下さん

 50代男性。体を鍛え上げ、先祖代々から受け継いだ神鳥島の私有地(主に島の北側)にテントを立て自給自足の生活を送っている。
 幼いころから森の中より「ヌシ」の視線を感じており、いつかそのヌシと一対一の男の闘いを挑もうとしている。
 カセットテレコを日記替わりに使っており、琉球山刀ヤマナジほか、さまざまな武器や殺獣罠をテント内にコレクションしている。

〇ヌシ

 島民でもその存在を知るものはごくわずかである。この島に生息する白熊(ヒグマのアルピノ)。知能が高く、人里には一切姿を現さない。
 彼の父母は1975年の沖縄海洋博覧会で公開されるため運搬されていたが、船が座礁し、つがいの熊が島に漂着。そのつがいの子供がヌシ熊である。

物語の舞台・神鳥島

 鹿児島県と沖縄の中間地点に在る島。
 もともと島の大半は「森を愛する森下さん」の一族が管理している土地だったが、父親の死を契機に相続問題が発生し、なおかつこの島の希少な生態系とユネスコへの自然遺産の候補地になりうると注目され、急速なリゾート開発を危惧した国が管理するという事になった。

 最後まで森下が抵抗した結果、森下が強引に立てたテントや解体作業場を中心とした北側の森は私有地として認められ、神鳥島の山を中心とした地域は国有地と決められた。その境界線はハッキリと線引きがされていないが、国が半ば強引に土地を接収したという経緯もあり、森下を刺激しない様にと警察や森林官でも私有地への立ち入ることは稀だ。


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