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騒がしかったチュニス散策
チュニス空港→チュニス市内へ
深夜にカイロを出発し、爆睡していたらあっという間にチュニス・カタルゴ空港へ。離陸前には寝てしまい、着陸後に起床するという理想的なフライトだった記憶があります。
カイロからは南に行くか西に行くかの2択だったのですが、南に進出してしまうとキリがないので、西を選択しました。そうすることで、必然的にモロッコ、アルジェリア、チュニジアあたりが選択肢に入ってくるわけですが、いきなりモロッコを目指すのも味気がないのと、チュニジアは流石に今後来ることはないだろうという予感から、直行便より高い料金を支払い、わざわざチュニスで17時間程トランジットする旅程を選びました。
チュニスでは回線は利用できたのですが、Uberは利用できず、空港から市内への公共交通機関も発展していないので、その点は困りました。別にタクシーを捕まえて乗車すれば良いだけなのですが、時間は余ってますし、それでは面白みに欠けるので、空港を出てバス停を探します。
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バスに乗ったは良いものの標識もないので、おそらくチュニスマリン(チュニスの中心地)に向かうであろうバスに飛び乗った記憶があります。恐らく公共のバスなので、数十円〜数百円であったはずなのに、400円ほどかかり、バスの運転手と若干口論になりましたが、面倒なのでそれ以上は踏み込まず。
正直、チュニスでは絶対に見たい観光地は特になかったので、「チュニス観光」と検索して上位に出てきたカタルゴ遺跡群とシディ・ブ・サイドを目指して、電車で移動します。
鉄道は歴史が長く、1872年に開通しています。時期は江戸時代とほぼ同時期です。人はまばらに乗っているという感じでしたが、海上を突っ切るというルートを走行するため、少し千と千尋の神隠しのような、気持ちの良い乗車でした。
シディ・ブ・サイドは「白と青の小さな楽園」という意味があるように、街全体が白い建物と青い扉で建築されています。流石に事前に写真で見ていたもの程綺麗ではありませんでしたが、海が近いということもあり、白と青で構成された街を歩くと、颯爽とした気持ちになりました。
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朝ご飯ついでに、バンバローニと呼ばれるチュニジア名物のドーナツを食べました。シディ・ブ・サイドでは有名なお店らしいので、チュニスに行かれる際には、是非行ってみて下さい。
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シディ・ブ・サイドはアップダウンの激しい街なのに加え、バックを持っての移動だったので、公園で休んでいると、少年の団体が近寄ってきて少年の1人が声をかけてきました。「持っている水をくれないか」と。残りも半分くらいでしたし、水をあげるのに抵抗はないので、少し警戒しつつも水をあげると、周りにいた少年も寄ってきて、10人ほどで謎に一緒に踊りました笑。
結局、数分一緒に踊って彼らは去って行きました笑。よく分からない瞬間でしたが、疲れが吹っ飛んだのでよしとしましょう笑。残念ながら私自身フランス語もアラビア語もいずれも話すことは出来ないので、彼らとは踊る事が何よりのコミュニケーションになるわけですが、数ある旅行の中でも本当に不思議な瞬間でした。彼らはチュニジア人とのことでしたが、流石にチュニスレベルになると、観光客もエジプトやモロッコに比べると激減するので、アジア人そのものが珍しかったのでしょう。
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カタルゴ遺跡
その後鉄道で2,3駅乗車し、カタルゴ遺跡へ。世界史の教科書の序盤でチラッと「カタルゴ」という名前をお聞きした方は多いのではないでしょうか。とはいえ、丁寧な説明文はなく、ガイドもいないので、あまり記憶にないというのが正直なところですので、以下の写真を見ていただければと思います。逆に海外の遺跡を訪れる際の楽しみ方や深みのでる見学方法を教えていただきたいなと思います。この場所で明確に覚えているのは、小学校くらいの子どもたちが社会科見学的なノリで来ていて、子どもの1人が「メッシorロナウド」と聞いてきたので、ロナウドと回答(実際はどちらも偉大すぎてとても選べないですが、カイロでアルナスルのロナウドユニを購入したので。)したら、とても喜んでいたのが印象的でした←そこかーい。
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再び中心部へ、現地の姉妹2人組と散策。
その後、再び電車に乗ってチュニスの中心地へ。繰り返しになりますが、元々チュニスには絶対的に見たい観光スポットは個人的になかったのに加えて、まだ13時で夜のフライトまで十分に時間があること、チュニスはトランジットだったものの、ロスバゲする気がして、8kg程のバックを背負って移動していた事などが重なり、簡単に散策する以外のプランはありませんでした。
そんな心情の中、一応チュニス旧市街を目指して歩いているといきなり女性2人組が話しかけてきました。チュニジアは流石に観光客が少なく、ただでさえ少ない観光客の中に日本人がいるのがよっぽど珍しいのか、他の国々に比べて視線は感じていたので、この女性2人組も最初にすれ違った際に視線を感じたのですが、確か「何しているの?」くらいのノリで話しかけてきてくれた気がしました。チュニジアは旧フランス領だったこともあり、基本的にはフランス語とアラビア語がメイン言語なので、彼女らの英語はお世辞にも上手とは言えませんでしたが、直感的に悪い子達でないことは感じたので、少し話しながら散策することにしました。
散策しつつ、昼食を食べたかったので彼女らがおすすめしてくれたお店で食事。こういうとき、出来ればその土地特有の食事かつフォーマルすぎない程度に現地の方と同じ感覚で食べたいので、現地の方と一緒だととても助かります。
豆類は苦手なので、豆類以外でというオーダーをして、あとはオススメの品を提供してもらいました。味はあまり覚えていませんが、地中海で捕れた鮮魚だと信じましょう笑。店員さんも優しかったですし、後日レビューを見ても評価の高いお店でした。
メディア、フランス門
その後、再び彼女たちと散策。チュニスはローマ帝国によって征服され、
アラブから人々がやって来たことにより、イスラム文化が流入した為、アフリカ大陸とはいえ、アラビックな雰囲気と地中海的(イタリアよりかはスペイン的な)な雰囲気を感じました。
結局彼女らとは途中一緒に謎にダンスを踊ったり、人気だというアイスを一緒に食べ、街を散策。こういった経験は数多くの旅行を経験してきましたが、そんなにしてこなかったので、自分ひとりで散策するより格段に楽しかったですし、頼もしかったです。
余談ですが、彼女らのうちの妹の方がBTSが好きで、なんとなく私がアジア系で少しBTSの要素もないとも言い切れず、顔が濃くこれまた若干アラブ系統の顔とも言えなくもないためか、受けが良かったらしく、ありがたかったです笑。
結局、市街を散策する以外特にやることはないので、彼女らと散策してチュニスの観光は終了。帰りはチュニスマリンからバスに乗って空港へ。
余談ですが、このバスに乗ったバスガイドの男性は本当にジェントルマンで、空港近くになったらわざわざ車内で呼んで降車の準備を手伝ってくれて、とても信頼感がありました。海外のバスでは日本のような丁寧な車内放送はなく、加えてチュニスでは空港で一気に乗客が降りるわけでもなく、気づいたら乗り過ごしてしまうリスクもありそうだったので、とても助かりました。もうチュニジアの紙幣を使うことは流石にない気がしたので、チップも渡そうとしましたが、それを頑なに断るところも男前でした。もしかしたらこの旅全体のMVPかもしれません
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改めて振り返ると、アンマンから2日連続機内泊で疲れも溜まっている中、8kgのバックを背負って歩き回ってかなり疲れていたので、彼女らといることで疲れを感じなく、楽しく観光できました。(この日はその状況で25km歩きました笑)
素敵な出会いに感謝!ありがとう!
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