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社長になりました

株式会社石黒金属製作所の北山です。東大阪市で製缶、鈑金、溶接業をしています。

北山は社長になりました。3月に社長になっていたのですが、皆さんへの挨拶状の用意やホームページの更新など、色々と時間がかかり、ブログにはまだ書いてませんでした。

しかも、ホームページは未だに常務取締役のまま放置されていて、日にちが経つにつれ、そろそろ内容変えないとなと焦りが募ってきますが、どうせ誰も見ていないだろうからそんなに焦ることもないか、ゆっくりやろうとマイペースを貫いています。

なんだか、社長になりました!とか書くと、嬉しがり屋みたいな感じで恥ずかしいです。

社長になってもやっていることは今までと変わらないのに、責任が重くなった気がして、保守的になって、やるべき決断ができなくならないだろうかと心配したりします。

責任の面など考えると嬉しくないのですが、色々な人からおめでとう、頑張って!と声を掛けてもらったり、お祝い貰ったりするとやっぱり嬉しくなります。

また色々な会社の先輩社長さんのお話しを聞いて、とにかく前向きに頑張ろうと思いました。

従業員の人達から金のゴルフボールをもらいました笑

僕は、2016年に石黒金属に入社しました。社長が義理の父で、後継がいなくて困っていると言うので、石黒金属を手伝いに行くことにしました。

そこで最初の役職をどうするのかと言う問題になり、役職を何にするかと言う話し合いが行われました。

義理の父の弟が専務だったのですが、病気で亡くなられ、その少し後に僕が入社しました。

社長である義理の父が、専務死んですぐだから、君を専務の役職にしても、なんだか縁起悪いから、常務あたりにしておこうか。と言う非常にいい加減な決まり方で、常務と言う役職からスタートしました。

元々零細企業である上、当時は10人ちょっとの人数で、社長の次が、常務という謎のフォーメーションになったので、初めて会う人達を混乱させることになり、専務はいないのですか?と言われたりしました。

僕は、やることは会社の立て直しだし、呼び名も役職もどうでもいいやと思っていたのですが、新しく会社に入って来た人や、お客さん、下請けさんは混乱し、僕を専務と読んだり、常務と読んだり、社長と呼ぶ人まで現れ、もうめちゃくちゃでした。

段々とそれも慣れてきて、相手の呼びたい様に呼んでもらって、間違いに気付いた時点で勝手に呼び名がなおってくるというスタイルになりました。

そんな呼び名問題の中でも、一番ひどい人がいました。

新しく入って来た人で、じょうむと上手く聞き取れていなかったのか、僕を呼ぶ時に、半信半疑なまま僕の方を向いて、ゆっくりとした口調で確かめるように「そ、、、そ、そ、そうむ」と呼んできました。

ついつい僕も「そ、そうむ!?」と聞き返したら、真顔で頷き返し、「ええ、そ、そうむ」と言いました。僕はまた「総務?」と聞き返したら、「そ、総務」と言いました。

その時はなんだか可笑しくて笑ってしまいましたが、社長になるとそういう間違いはそんなに起こらなくなるので少し寂しい気もします。

そしてまた、社長になりましたと従業員の人に報告した時から、それぞれの従業員さんがはじめて社長と呼ぶ瞬間がやってきます。

社長と呼ばれ慣れていないこちらも何だか気恥ずかしく、よそよそしい感じになるし、呼ぶ方も、常務、いや社長とか辿々しく、また気恥ずかしい感じで呼んできたりします。

なかなか社長と呼べず、あの、とかそのとかで切り抜けていく人もいたりして、恋愛の時に好きな人を名前で呼ぶみたいな、妙な雰囲気を勝手に感じてしまったりしました。

あの、常務、あっ、いや、すみません、社長、とか間違えて呼ばれて言い直されたら、なんとでも呼んでください、常務でも社長でも良いですよーって言って、ハードルを下げていきました。

まぁ、そんなシーズンも終わり、なんとなく呼ばれても照れくさい感じもなくなってきました。

社長になりましたという話しから、ただの呼び名の話しになってしまいました。

今日こそは会社のことをもう少し書こうと思ったのですが、書きそびれてしまいました。

とにかく前向きに取り組んで、みんなに愛される会社にしていきたいと思います。よろしくお願い致します。

https://ishigurokinzoku.jp









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