カブトムシ脱走
株式会社石黒金属製作所の北山です。東大阪市で製缶、鈑金、溶接業をしています。
7月の終わりに捕まえたカブトムシ達はまだまだ元気にしています。
飼ってから日が経つに連れて愛しい気持ちになります。小学生の頃からずっと虫嫌いだったのに、こんなに可愛いと思う様になるなんて、人間の性格や未来なんて全然わからないものです。
毎日電気を消してしばらくするとガサゴソガサゴソ音がし始めて、1番元気な子は翅をバタバタさせて、ブブブと鳴らします。それが日課になってきました。
4匹貰ったカブトムシのうち、1匹は友人の家に貰ってもらったのですが、3匹とも元気に過ごしています。
その貰ってもらったカブトムシが、友人の家で何度も脱走していて、すごく元気という話しを聞きました。フタを開けて飛び出して、夜中にゴキブリかと思ったらカブトムシだったということが起こるらしいです。
しかし、貰ってもらう時に我が家で用意した虫籠はパチンと閉めれば簡単には開かない様になってますし、いくら力強いカブトムシといえどそこまでの力はないと思います。
どうせ子供がキチンと閉めてなかったんだろうと言う話しをしていたのですが、ついに我が家でもカブトムシが脱走しました。
明け方5時頃、僕は半分夢の中でブブブブ、、ブブブブ、、というカブトムシの翅の音が聞こえる気がします。今日はヤケに翅の音がするなぁ、元気だなぁと思っていたら、次男が目覚めて、あっ!カブトムシが脱走してる!!と大きな声を出して起きあがりました。
ブブブブ、、ブブブブ、、といつもより翅の音がしていたのは、カブトムシが部屋中を飛び回っていたからでした。
なんとか捕まえて事なきを得ましたが、どうやって蓋を開けたのか今でもわかりません。
やっぱり子供が閉め忘れてたのかなぁ。それともカブトムシが怪力で開けたのかな。
その日の夜、仕事を終えて家に帰ると、妻が「今朝、脱走した子、一日中起きてて、虫籠の1番上のところに何回も引っ付いたりしてガサゴソガサゴソしてたのよ」と言いました。
ほー、そうだったんだ、と虫籠の中を覗くと、なんだか鼻息荒そうにフンフンしてる感じで、脱走の味をしめたぜ!また脱走してやるぜ!と言う気概を感じました。
念入りに蓋が閉まっているか確認して、こんなところに閉じこめて申し訳ないって思いました。
命を預かるのが、すごく悪いことの様な気もしてしまうんですが、野生でいてたら、カラスに襲われてたかもしれないし、ここならお腹いっぱいご飯も食べられるし、気候も落ち着いてるし、幸せかなぁなんて勝手に人間の解釈してみたり。
秋の到来と共にお別れする時間が迫ってるのですが、1日でも元気に過ごして欲しいと思います。
来年から虫捕りはしても、飼うか飼わないかはじっくりと子供達と話し合おうと思います。
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