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犬のオモチャからの、似た思考や嗜好

株式会社石黒金属製作所の北山です。東大阪市で製缶、鈑金、溶接業をしています。

眼鏡の話しが続くと言ったままですが、全然違う話しを書きます。

前の犬が亡くなって、新しい犬を迎えてから、3ヶ月と少し、子犬らしさや、居候感はなくなり、家の中を走り回り、畳は食いちぎられ、壁紙はガリガリやられています。

父と母は、歯が気持ち悪いのか、なでなでしてると、手をカミカミされ、いつも手がヒリヒリすると言います。

とにかく元気で活発で、人懐っこい性格で、姉のところの犬や、亡くなった犬と性格が全然違います。

僕たちやお客さんが家に来ると、オシッコ漏らすのも相変わらずしますし、ほんとにミサイルみたいに飛んできます。

父も母も、亡くなった犬のお墓参りには日を決めてお参りしていますが、新しい犬が来たことで、悲しむ時間も減り、犬の相手や世話が忙しくて充実していそうです。

犬のカミカミや、遊んでくれくれの要求に応える為に、たくさんのオモチャ達が用意されていますが、次から次へとボロボロにされ、やっぱり指がサイコー!と手を噛んできます。

そこで、犬のオモチャを新たに買い替えに行きました。コーナンに行きました。そこには色々な種類の犬のオモチャが置いてあります。

色んなオモチャが並んでいますが、犬のニーズに合ったものを選ばないと気に入って遊んでくれません。犬は賢く、投げると走って取りに行き、戻ってきてまた投げて〜と催促します。

ぬいぐるみ型、やや硬めのゴム製のもの、より堅い木のものと選びました。

ぬいぐるみ型は三毛猫の形をしたもの、ゴム製のはショッキングピンクの骨型のもの、最後は木で骨の形っぽいものです。

これで犬のカミカミのどのニーズにも応えられそうです。

家に持って帰って、父と母にみせると、あっ、もうオモチャ昨日買ってきたぞ!と父に言われました。

えー、そうなん?でもいくらあってもいいやん!と僕はオモチャを出してみました。

すると、驚いたことに父とまったく同じ三毛猫のぬいぐるみでした。

ゴムのショッキングピンクの骨はほとんど同じ様なものでした。父のはプラスティック製、僕のはゴム製、色は共にショッキングピンクでした。

そして木の骨型のものは迷ってやめたと言うのです。

買った店は同じだった様ですが、数ある商品の中からまったく同じ三毛猫を選ぶとは、三毛猫じゃなくて、同じ形の灰色の猫も手の届きやすいところにあったんですけど。

母は、おー、親子やねぇー、二人とも犬の事をよく考えてるんやねー、と言いました。

親子と言うのは離れて住んでいても、幼い頃から思考や言動をみているので、自然と同じような好みや行動パターンになったりするのかもしれません。

僕が会社に来た2016年から5年経ち、ここ数年は会社を辞める人もほぼいなくなりました。

来た当時は、コミュニケーションもほぼなく、自分の仕事だけして、隣りの人が困ってても知らん顔みたいな会社でした。

せっかく一緒に働いてるし、僕は一緒に働く人がどんな人達なのかすごく気になりますし、話しを聞きたいと思います。働く時間で言えば小学校から大学出るまでよりも長く付き合う人達かもしれません。それが全然話さないのは寂しいところもあります。

確かに工場に勤める人は、コミュニケーションが苦手で話したくない人もいます。しかし、コミュニケーションが苦手と言う人も話しを聞いていたら1時間2時間と話してくれます。話したくないんじゃなくて、話しを聞いてくれる人がいない場合もあり、心を閉ざしてる人もいます。

今では、仕事を共有して困ってる人がいたら助けるスタンスに変わってきているし、お互いに足りない部分を補い合い、みんな一生懸命仕事しています。しんどいこともありますし、ボロボロの建屋や工場など問題も色々ありますが、良い会社になってきてるとおもいます。

僕は会社は樹みたいなもんで、お客さんは水や土の栄養で、僕たちや従業員さんはその樹に集まる虫みたいなもんかなとおもいます。

樹が太くなって出る蜜が増えたらみんな分け合う量が増えて、長く生きて繁栄することができますし、会社が無理して樹が痩せたら枯れてしんどい思いをします。

まぁ、そういう考えに納得してもらって、会社で気に入って働いてもらえてたら嬉しいですし、お客さんから良い水を受け取れるように、より根を張り、枝葉が伸びればとおもいます。

話しはかなり逸れちゃいましたけど、父と僕の思考や嗜好が似てるのも、一緒に過ごした日々が長く、ずっと影響を受けてきたんだと思います。

僕が会社でみんなと話しをしたり、みんなの話しを聞いたりすることで、みんなが少しずつ似たような考え方になったり、同じ様な考えの人が集まって残ってきたのかもしれません。

犬の話しはどこへやらですが、たまには会社の話しもしてみました。

https://ishigurokinzoku.jp/





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