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リスボンの地下鉄はビザタッチで 【ポルトガル旅行 振り返り編4】

リスボン空港で無事SIMカードの購入・設定に成功すると、
次のハードルは市内に向かうために乗る地下鉄切符の購入だ。
旅慣れた人からすると「何がハードルだ」と笑われそうだが、
久しぶりの海外旅行というのはそういうものなのだ。
一事が万事、大事件なのだ。

約10年前のポルトガル旅行でも地下鉄には乗ったが、
購入やチャージの方法はきれいさっぱり忘れている。
しかも前回は、海外渡航の経験が豊富な友達と一緒だったため、
地下鉄の券売機の前で二人して、こうかな、ああかなと
「わちゃわちゃ」している間に購入できたのだと思う。
しかし今度は一人旅。
わちゃわちゃしていたら、券売機に行列を作ってしまう。
ただでさえヨーロッパのアジア人は目立つので、
スリの対象にならないよう、なるべくスマートに購入したい。

またまた先人のブログやYouTubeを参考に、
切符の購入方法を頭の中でシミュレーションしておいた。

リスボンの交通カードViva viagem。上部の黒い部分を検札機にタッチする

そんな私に思いがけず朗報が飛び込んできた。
今年6月からリスボンの地下鉄で
コンタクトレス決済が始まったとのこと。
ビザのタッチ決済機能がついているクレカを
地下鉄の改札でかざせばいいのだ。
運賃も1回1.5ユーロで、1日の上限は6.50ユーロ。
上限に達すると、自動的に課金が停止されるらしい。
つまり6.5ユーロで1日地下鉄が乗り放題になるということだ。
これは便利でありがたい。

もともとリスボンではViva viagem(ヴィヴァ・ヴィアジェン)と呼ばれる、地下鉄やバスなどで共通利用ができる交通カードが普及している。
公共交通機関を利用する際、
券売機でこのカードを購入する必要があるのだが、
1回券、1日乗車券、チャージ式のプリペイドなど
複数の選択肢が提示されるので
慣れていない旅行者には何を使えばいいのか、
前もって決めておかないと混乱の原因になる。

だからこそ「予習」が必要なのだ。
今日は地下鉄しか乗らないと分かっているような場合は、
コンタクトレス決済一択である。
券売機の前でどの種類を買えばいいのか、
どうやって操作すればいいのか悩まずに済むからだ。

私はリスボン1日目は
地下鉄しか乗らない予定だったのでビザカードをタッチ。
2日目はバスに乗る可能性もあると思い
Viva viagemの1日乗車券を購入した。
なお、この1日というのは、
最初に改札を通ってから24時間を意味しているため、
日をまたいでも使うことができた。

ちなみに、リスボン地下鉄の公式サイトで
Viva viagemの1日乗車券は6.6ユーロと紹介されていたが、
クレカの明細を見ると7.1ユーロが引き落とされていた。
0.5ユーロの差額は発行手数料か? はたまたクレカの手数料か?
もう終わってしまった旅なので、細かく追及しないけれど。

リスボン地下鉄の料金紹介ページ
https://www.metrolisboa.pt/en/buy/


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