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【酒逢生配信】青菜【動画あり】+夏の思い出

こんにちは、三遊亭金の助です。
先日の酒逢生配信をご覧いただき、また投げ銭をしてくださって、ありがとうございました。
そんな酒逢ファンのお客様から、落語ではなく講談の漫画『ひらばのひと』という漫画をお借りしました。

ちなみに『ひらば』というのは修羅場と書きます。軍機物の勇壮な場面を、講談独特の調子で読み上げるのを『修羅場読み』というんだそうです
講談といえば今や押しも押されぬ人気講談師神田伯山兄さんがいますが、伯山兄さんが監修をしている漫画です。やっぱり寄席の描き方がリアルでいいですね。あまり今まで講談の漫画ってありませんでしたから、落語家には分からない講談師の苦悩が描かれていて、とても新鮮に感じました。男女差とか、講談の方が落語よりマイナーだとか…まぁそのあたりは読んで頂けると一番よく分かりますが、とにかくリアルで面白いです。是非ご一読を!!

そんな講談の思い出をひとつ、徒然なるままに書きなぐろうと思いますが、

寄席では夏に講談の神田松鯉先生(人間国宝であり伯山兄さんの師匠)がトリで10日間怪談噺をします。
先生のセリフをきっかけに明かりを消して、太鼓をドロドロドロ…といれます。そして前座が幽霊のマスクをかぶり下から懐中電灯で顔を照らして、お客さんを驚かします。この役を『幽太』と言います。
ある日、私が幽太をやる日があり松鯉先生がいらっしゃる楽屋2階に挨拶に行きました。その時は先の師匠・金遊も二階の楽屋にいまして、

私『先生、幽太やらせていただきます。よろしくお願い致します』

松鯉先生『よろしくね』とおっしゃって、ご祝儀を頂きました。

それを見ていたうちの師匠がボソッと一言

『おれにも幽太やらせてくれよ』

師匠もお金に困ってたんでしょうね…。

さて、話は戻りますが、こちらでも告知させて致しました6月12日の酒逢生配信『落語と地酒』で披露した青菜の動画を配信いたします。
自分でも見なおしましたが、悪くないので是非ご覧ください。


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