過去の栄光を引きずるモノづくり大国日本
近畿でライフプランデザイナーをしております、石野です。
先日から、お金を巡るニュースが注目を浴びています。
トヨタ自動車の社長さんが終身雇用の限界をおっしゃっていましたね。
これ、マクロにみれば、
「日本の年功序列制度の限界と生産性の低さに警鐘を鳴らしている」
と受け止められます。
が、これ、もう少しミクロに見ていくと、
「日本の時価総額トップのトヨタですら先行きが不安視されている」
とは読み取れないでしょうか?
ホリエモンこと堀江貴文さんもおっしゃっています。
日本は戦後復興で製造業のレベルが格段にアップし、経済成長を遂げ先進国の仲間入りをしました。これはすごいことだと思います。
ただし日本企業の平成の30年間は、昭和式製造業から脱出することができず、コストダウンの自転車操業で何とかやってきました。
それがこの有り様です。以下の世界の時価総額ランキングをご覧ください。
平成元年にトップ50で多数を占めていた日本企業は、平成30年ではトヨタ自動車ただ1社となってしまいました。その間にIT革命に乗っかりGAFAと呼ばれる、Google、amazon、Facebook、appleなどのIT企業が急成長しました。
革命が起こり、時代の転換期が来ると新しい仕事が増え、古い仕事は無くなっていきます。
時流に乗り、大きなビジネスチャンスを掴んだ会社は、ここ20年くらいで一気にトップランクに躍り出てきました。
終わったことは仕方がないので、未来に目を向けてみます。
IT革命(2000年頃~)
金融革命(2010年頃~)
金融革命(FinTech)が現在進行中です。
この礎になっているのが、ブロックチェーン(分散台帳技術)です。
ブロックチェーンは、暗号資産ビットコインを運用するために作られました。そのセキュリティー面が世界で認められ、暗号資産以外にも、年金、保険、不動産、選挙、等々に利用が期待されています。
ブロックチェーンについては、こちらにわかりやすく説明されていますのでご覧ください。
簡単に言えば、
中央管理→みんなで管理
前述のように、革命が起こると、Googleのような時流に乗った企業が現れて世界の仕組みが変わります。
残念なことにFinTech、ブロックチェーンに目を向けている日本企業はまだまだ少なく、世界からの乗り遅れが見え始めています。
このままいくと、先進国から日本が脱落することもありえるのではないでしょうか?
その中でも、いいニュースもあります。
国内の製造業で連携して、このブロックチェーンを利用しようという試みです。
おそらく、これから製造業で生き残っていくためには、FinTechの技術を取り入れることが最低限必要でしょう。
従来の昭和式製造業をやっている会社は上記の企業に吸収合併、淘汰されていくと思います。
私は日本が大好きです。
FinTechの最前線で仕事をしておりますので、できるだけ多くの日本人に気づいていただけるように、情報を発信していきます。
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