五等分の花嫁 最終回記念ネタバレ感想

私は五等分の花嫁の11巻が発売する少し前から読み始め、マガポケで連載を追いアニメを視聴し東京の「五等分の花嫁展」に行った程度のライトファンです。
そして五つ子ゲームファイナルでは三玖しか分からなかった愛がない読者ですが、好きな作品だったので感想をひとつネタバレありで書いておこうと思いました。

私の花嫁予想

私は勤労感謝デートや京都の子が四葉発覚、そして垣間見える四葉の心の闇から彼女が一番幸せになって欲しいと思っていました。
その願望から彼女が花嫁ではないかと思いましたが、それだとひねりがないかなとなんらかのイベントで四葉は救われ、五月か一花が来るのではないかと予想します。
さらに学園祭での四葉号泣から彼女は花嫁ではないなと確信しましたが…いや~やられましたね(笑)
そして二乃と三玖がないと思ったのは鐘キスによります。
2人はあんなことしないし、その後の様子からもこりゃ彼女らではないなと。
花嫁が5人誰か最後まで分からないようにするつもりなら鐘キスは悪手だったのではないでしょうか。
ただ、これが風太郎と四葉の物語だとするならしょうがないのかなと今では思います。

風太郎のハーレム?家庭教師失格?

この作品の批判にハーレムものであること、風太郎が5人から好かれるのはおかしいというものが目立ちます。
ですが、彼女ら5人は同じ遺伝子を持っているのだから同じ人を好きになっておかしくないし、五つ子という特殊な人たちなので五つ子バリアで他の男子も彼女らに手を出しにくいでしょう。
風太郎が5人をもてあそんだと言うのならまだしも、風太郎は相手から突然キスされてばかりの被害者なので風太郎を責めるのは筋違いでしょう(笑)
でもそんな厄介な彼女らとはじめは金のためとは言え熱心に付きあえた風太郎はやっぱり特別で、この物語のヒーローたりえた人物だと思います。
なので彼が惚れられるのはおかしくない!
新婚旅行に6人で行くこともおかしくない!(笑)

学園祭に5人中4人がキスを迫るのも同じ遺伝子がなせる業…ということで。
五月がしなかったのは末っ子だから性的な成熟が他の姉妹より遅かったということでしょうか。
そうそう、風太郎の家庭教師の描写が全員赤点回避の試験以来なくなったことへの批判もよく見ますね。
あれは風太郎と五つ子それぞれの教師2人体制という攻略法を編み出したおかげで試験は大した障害ではなくなったということでしょう。

風太郎と五月

最終回、2人の掛け合いがあって良かったですね。
「妖怪カレー喰い女」からは風太郎が実家を出ている間も五月が上杉家によってらいはのカレーを食べていた事実が浮かび上がります。
そして「天然キス魔」からは風太郎が姉妹4人とキスしていたことを彼女らで話し合った事実が浮かび上がり、とても面白かったです。
2人の気の置けない友人関係が微笑ましいのですが、考えてみれば五月は風太郎にとって唯一の義妹なので特別な関係なのかもしれません。

一番好きなのは二乃

最初のいじわるさ全開だけど優しさが垣間見えるところが良かったですね。
そして恋しちゃった彼が実は大嫌いなあいつだったと発覚するところがたまりません。
二乃と言うと難聴打破&告白キャンセルがよく言われますが、彼女が金太郎の正体を暴くところが一番好きです。
ですが私的にはそこが彼女の最盛期で、鐘キスの件で彼女が花嫁であることはないと悟るともう切なくてとにかく幸せになってくれと願うばかりでした。
最終回の涙も切ない…

好きなのは序盤のバトル展開

最後まで楽しませてもらった作品ですが、私が好きなのは風太郎と五つ子たちがバトルをしていた序盤です。
特に風太郎と三玖の戦国武将しりとりのシーンでこの作品にはまりました。
そんな感じで五つ子を1人ずつ撃破していく展開も見たかったと思います。
あと夏祭りの一花が女優しているとばれるところや、風太郎と二乃がピアスの件でもみ合うところも好きです。
林間学校以降は問題が込み入って来て重くなったと思いましたし、鐘キス以降は風太郎のモノローグがなくなり寂しく思いました。

物足りない部分

物足りないくらいが良い。
そう分かっていてももっと欲しかったのはずばり風太郎と五つ子たち以外の人間の描写です。
それぞれの他の人間関係の描写が極端に少ないですし、特に母親がなぜ教師になったことを後悔したのかなどが唐突過ぎてとまどいました。
もちろんそういう部分をきちんと描こうとするといつまでも終われなくなるから省いたのでしょう。
そう思いつつ、友人関係の描写がない三玖、四葉、五月にもちゃんと友達がいたと信じたいものです(笑)
最終回では武田、竹林や江場など、風太郎と四葉と関係が深い人物が結婚式に来ていた描写がなかったことが不満でした。
これは4月17日の最終巻である14巻にフォローがあることを期待したいものです。

アニメ2期は10月から

1期が1クールで4巻までの内容だったので、最終回までやるのにあと3クールぐらい必要でしょうか。
10月から3クールなら3月の卒業シーズンに終わるのでぜひ2期は3クールでやって欲しいものです。
そして特に楽しみなのは勤労感謝デートと金太郎の正体露見なのでした。

まとめ

そんな感じで楽しませてもらった作品で、作者の春場ねぎ先生には感謝を伝えたいです。
あと余談ですが五月がきちんと自動車を運転していたのが感慨深く思いました。
私もたまたま自分用の自動車をゲットしようと動いているところなので、彼女に負けないようにきちんと運転しようと思います(一度交通事故を起こしたことあります…)。

(追記:当日夜)

この作品の特徴であるヒロインの容姿が同じで互いにそこで劣等感などを抱かないところが好きという一番大事なことを書くのを忘れていました(汗)

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