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今月読んでよかった本 / 2020年2月

時間術大全

忙殺されている現代人が、自分の時間を生み出すためにできる具体的な方法がたくさん紹介されています。

自分は本書のなかでも「過激な方法」として紹介されている、「自宅でインターネット契約をしない」や、「スマホのSNSを全部消す」を実践していましたが、それでもまだ十分な時間を生み出すことができずに困っていました。

よくありがちな「スキマ時間を利用して」とかではなく、抜本的に環境を変え、自分が本当にやるべきことだけをやりたいと考えている人にはとても参考になると思います。


ブルーピリオド

熱血美大受験漫画です。

前から気になっていたところ、職場近くのカレー屋さんで見かけて軽い気持ちで読み進めていたら、あまりに刺さって泣きながらカレーを食べる羽目になりました。

6巻で完結しているのですが、また新たに新章がはじまるらしいのでとても楽しみにしています。


左ききのエレン

ジニさん渡辺さんに尋常ならざる程オススメされたので読んでみたらすごく面白かったです。

cakes発の漫画ということで、noteでも一時期プッシュされていましたが読めていませんでした。

広告会社で働くことになった美大卒主人公の物語で、上記ブルーピリオドが、温かい気持ちになるエモい刺さり方とするならば、左ききのエレンは、爪に針が入り込んでくるような(個人差あり)痛々しい刺さり方でした。

読み進めるのが辛くなったこともありましたがとても面白かったです。


考具

博報堂で、新商品販売期の情報戦略立案から、着ぐるみショーの台本まで、何でもアリの部門で働いている加藤昌治さんの著書です。

わたしも会社人生の始まりはアイデア欠乏症もいいところでした。振り返って思うとかなり厳しい環境に置かれていまして、新人で何の知識もないのにもかかわらず、「じゃあ、週明けまでに20案ぐらい、企画考えておいて」と言い渡されます。〜中略〜  当然打ち合わせの場に持っていった自称企画メモは撃沈の嵐。生まれて初めて書いた得意先に提出する企画書、といってもそのうちのたった1ページを作るのに三晩徹夜した挙げ句に「ダメだな」とけんもほろろに言われて他の人が作業をする・・・という体たらく。入社後いきなりアイデアが湧き出るようになったわけではありませんでした。

駆け出しのデザイナーとして同じような状況の自分にはとても参考になりました。

「本は安い」ということを実感するとてもいい本です。


夢をかなえるゾウ

言わずと知れた大ベストセラー。

退屈な毎日を送る主人公の前に突如現れた関西弁でガサツなうさんくさい象。孔子からビルゲイツまで、あらゆる歴史上のキーパーソンを導いてきたという象が、主人公に「教え」を授けていくお話です。

この物語が世に出てから10年以上が経っていますが、色あせるようなことはなく、むしろ現代人にこそ刺さるのではと思う箇所がいくつもあります。

上記の時間術大全と合わせて読んでもとても良さそうです。


クリエイティブな仕事をしている君へ。今日からはじめるワーク・シフト

クリエイティブ業界でASSHOLEにならないため、ASSHOLEに振り回されずに良い仕事をするためのバイブルです。

筆者の文章には皮肉や毒のあるユーモアがたくさん詰め込まれていますが、全て現実に即して書かれているため参考になることばかりでした。

文章も痛快でデザインも楽しい、週に一度は読み返したい、クリエイティブ業界にまつわる名著だと思いました。


皆さんのオススメ本(書籍、漫画、実用書、小説、ジャンル問わず)ありましたら教えてください。


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