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Esportsチームのロゴ変遷まとめ
・基準はTier3くらいまでのタイトルを持っていて現存するチームです。
・抜けているチームがありましたらTwitterのリプライでも教えていただけると助かります(2020.1.26現在)
・フランチャイズリーグ固有のチームは含めていません。
・企業タイアップ等の期間限定ロゴは含めていません。
・アルファベット順です。
Alliance
Complexity Gaming
2003年にCS1.6のクランとして設立された老舗チーム。
2019年3月のタイミングでリブランディングを行い、姉妹チームであるDallas Cowboysとの繋がりをより強固なものにしています。
Introducing the new @Complexity. #WeAreCOL pic.twitter.com/kCHTyegDpQ
— Complexity Gaming (@Complexity) May 3, 2019
Dignitas
Dignitasは2003年にBattlefield 1942のクランとして結成されました。
2018年11月にリブランディングを行い、名前も「Team Dignitas」から「Dignitas」へ変更しています。
大きな羽のあるマークはアパレルでのみ使用されており、上記のロゴと共存しています。
With a new name and a new look, Dignitas is refreshed for a new era.
— DIG wif hat (@dignitas) October 31, 2018
It's time to #SeizeTheNight.
👉https://t.co/e8BBcjbrDq pic.twitter.com/OEmNVFNNiU
Evil Geniuses
Evil Geniusesは1997年にQuakeのクランとして結成されました。
2019年12月にリブランディングを行いましたが、コミュニティの反応は良くありませんでした。
リブランディングを行う理由としてよく挙げられるのが、「ロゴやビジュアルが時代に合わなくなった」というもの。
以前までのEGのロゴやビジュアルは現代でも通用するほど十分に洗練されており、時代に合わなくなったとは考えにくいです。
ロゴやシンボルマークは、組織やチームの目指すものが具現化されていることが求められます。
以前までのEGのロゴは確かに洗練されてはいましたが、「E」と「G」のイニシャルを単にビジュアルとしてカッコよくしただけと見ることもできます。
これはあくまで推測ですが、チームが大きくなるにつれて、チームが目指す姿を以前のロゴでは表現できていないと考えたのではないでしょうか。
ただ、EGの持つ歴史やファンの数を考えると、単にツイートでビジュアル刷新をお知らせするだけでなく、ロゴデザインのプロセスや、EGの目指している姿なんかも合わせてファンに伝えると良かったのではないかなと思います。
It's time for a new decade of EVIL.
— Evil Geniuses (@EvilGeniuses) December 12, 2019
2020 isn't ready for us. #LIVEEVIL pic.twitter.com/spCwp9uiVM
FaZe Clan
Call of Dutyを象徴するチームです。
2016年に他FPSタイトルに進出を始め、CS:GO、Overwatchと部門を増やしていきます。
自分の記憶が正しければ、FaZeのロゴにレインボーの色がついたのはおそらくCS:GOに参入したときで、マルチタイトルに進出する意思表示だったのかなと思ってしまいます。
FNATIC
2004年にSam MathewsとAnne Mathewsが立ち上げたCounter Strikeのチームです。CSのイメージが強いためスウェーデンに拠点があるのかと思っていましたが、現在はロンドンを拠点にしています。
2020年1月25日にロゴの変更を発表。
ロゴ変更の経緯が綴られた記事では、ロゴのリファインと共に、チームのミッションがアップデートされたとしています。
新たなロゴは単純化され、クリーンになり、シャープになり、数学的に整えられています。
After 15 years, we're onto a new decade & with it an update to our identity and our purpose as a business.
— Sam Mathews (@sammathews) January 24, 2020
I'm so incredibly proud of the team who worked tirelessly and flawlessly to pull this together in the last months.
The future of fnatic is here: https://t.co/YgLTHGW3eE pic.twitter.com/mZe5Z7brxn
CEOであるSam MatthewsやFnatic公式の発表では、これまでV1からV3までの三段階を経ているとされていますが、個人的に2018年後半から2019年はV2.5の時代だったと思っています。
公式に用いられているロゴは左の#F19E33のロゴでしたが、実際にグラフィックやアパレルに使用されているのは右の#FF6100のロゴ、という時代が続いていました。
Fnaticの資料にもありますが、2020年は新たな10年の節目として、リブランディングの契機になりうるのだなと実感しました。
G2 Esports
元はGamers2という名前のドイツが拠点のチームです。
どういう理由なのかはわかりませんが、現在のロゴは日本の兜を表してるようです。
Giants Gaming
グラデーションが無くなり単純化されています。
HellRaisers
微妙ではありますがHellRaisersもシャドーやハイライト等のディティールが無くなり単純化されています。
Heroic
いわゆるマスコットロゴからミニマルな方向へ。
Ninjas in Pyjamas
NiPも歴史がありますが、金色のチームカラーとセリフ体のロゴマークでどこかリッチな印象があります。
アパレルでシンボルマークを使用する際は白くしたものを用いています。
North
Northは2017年に発足したデンマークのチームです。
2020年の1月にリブンランディグを行いました。
Today is the #DawnOfNorth. Expect more news during the coming weeks.
— North (@TheNorthIsHere) January 7, 2020
Battle plan: https://t.co/W4Q14NAzRb#HearTheRoar pic.twitter.com/rT5vNtkdJl
リブランディングのアナウンスメント資料を読むと、運営組織の体制変更がリブランディングの主な理由であり、チームとしてスカンジナビアとの関係性を明確にしていく姿勢が読み取れます。
個人的に以前のロゴはライオンを模していると思っていましたが、今回のリブランディングを見て、スカンジナビアの動物であるArctic fox (白いオオカミ)を表現しているのだと気がつきました。
用いられているデザインモチーフや、ロゴの下部にあるNORTHの文字からも、スカンジナビアに根ざした文化を取り入れていることが感じられ、目的に合った一貫性があって良いな思いました。
NRG Esports
Team Envy
Team Liquid
Virtus.pro
近年リブランディングを行ったチームは多いですが、Virtus.proの発表の仕方はプロフェッショナリズムを感じられて非常に良かったと思っています。
Virtus.proは2003年に創設された世界中にファンの多いロシアのチームです。
2018年11月に長く親しまれたロゴを現代的なフラットなものに変更するリブランディングを行いました。
そのときに公開された動画の中で、制作を担当したデザイナーがロゴの造形に込められた意図やプロセスを語っています。
Get the insights of our new logo developed by Quberten design studio. pic.twitter.com/K8kIycxGhp
— Virtus.pro (@virtuspro) November 15, 2018
Winstrike
日本
DetonatioN Gaming
2015年に「DetonatioN」が「DetonatioN Gaming」と改め、シンボルマークを刷新しています。
担当したデザイナーの方と当時すごく仲良くさせてもらっていたので鮮明に覚えています。
2015年でこのビジュアル刷新を行える日本のチームがあるのかと驚きました。非常に先進的です。
このリブランディグ無くして現在のDNGの成功は無いのではとすら思わされます。
Rush Gaming
DetonatioNから開くこと4年、また日本の老舗チームがやってくれました。
Rushは世界トップのチームがやっていることをよく見ていて、さらにそれを実行しているから素晴らしいなといつも思っています。
Team Libalent
すごく好きな方向性です。
まとめ
2018年から2019年にかけて、超がつくほどの老舗チームを含めた数多くのチームがビジュアルの刷新を行いました。
この流れはesportsに限った話ではなく、世界中の企業組織が第四次産業革命ともいうべき大変革に対応するため自ブランドの刷新を行っています。
アンテナの高い世界トップのesportsチームも同様にその流れを感じているのではないでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございます🙇♂️