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『おーいでてこーい』星新一解説#2

”穴は、捨てたいものは、何でも引き受けてくれた” 今回は星新の傑作の一つである『おーいでてこーい』の解説をしていきます。星新一の話の中でもかなり人気のあるお話です。 あらすじ 台風が去ったある朝、村人たちは元は社があった場所に穴があるのを見つける。ある若者は穴に向かってこう叫んだ。「おーいでてこーい。」学者が調べたところ、どうやらその穴は少なくとも5000メートルはあるらしい。ある利権屋は新しい社を建てることを条件にその穴を手に入れる。そして、不要になったものをその穴に

    • 『ボッコちゃん』星新一解説#1

      発表:1958年 新潮社『ボッコちゃん』に収録 星新一ショートショート解説第一弾は『ボッコちゃん』です 『ボッコちゃん』は星新一の単行本、「ボッコちゃん」の タイトルにもなっているほど有名な話です 初めて読む人は、衝撃の結末に驚くかもしれません それでは解説に行きましょう あらすじバーのカウンターに置かれた とても美人で精巧な女性のロボットのお話です 彼女は、名前をボッコちゃんといいバーのマスターに作られました マスターはボッコちゃんがロボットであると客に

      • 星新一を読んでみませんか

        皆さん、本は読みますか? 今日、若い人に本を読むのが苦手な人が増えていると聞きます そこで、私は本を読むのが苦手な人に知ってもらいたい小説家がいます 星新一です 星新一はとても有名な小説家なので知っている人は多いと思いますが 少し紹介したいと思います 星新一(1926~1997) 日本の小説家、SF作家 生涯でショートショートというとても短い短編を1001編残す 誰にでも読みやすい文体と、読めば読むほど引き込まれる 技巧的なストーリーで多くの人に愛されてい

        • はじめまして

          少し、自己紹介をさせていただきます。 趣味は、カメラ、文房具、ガジェット、小説です。 これから、自分の趣味についてや、日常をちまちまと書き綴っていきたいと思っています。 少しでも興味があれば、ぜひ読んでみてください。 では、今回はこれで。

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